実は冷凍のほうがおいしい? 忙しい人向け「冷凍調理法」がスゴイ!!

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2017.07.13
多忙な人にとって、時間がない中、食事の支度は大きな悩み。そこで便利なのが作りおき…ですが、この季節、冷蔵より冷凍での作りおきがオススメ。料理家・ワタナベマキさんが便利な調理方法を伝授してくれました。
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普通の調理より、実は冷凍のほうがおいしい?!

「肉や魚をそのまま冷凍、ということもしますが、下味をつけて冷凍しておくことで、調理時間が短くなるので、時短が実現できます。たとえば<鶏もも肉粒マスタードマリネ>なら、朝出かける前に冷凍庫から冷蔵庫に移しておけば、帰ってきたときには解凍された状態になっているので、すぐ調理することができます」

下ごしらえをして冷凍することで、よりおいしくなるという利点もある、と料理家・ワタナベマキさん。

「冷凍することで素材の細胞が壊れて調味料が入り込みやすくなり、おいしさが増します。なので、普通の下ごしらえよりも調味料は心持ち少なめで大丈夫。特に、液体系調味料を揉み込む場合は、液体が多すぎると素材の旨味が流れ出てしまうので、なるべく水分は少なめにするのがコツです」

下ごしらえ食材、調理済みのお惣菜、いずれも袋の中の空気をしっかり抜いて冷凍することで、酸化が防げ、おいしさが持続します。

「ひとり暮らしの場合は、1回で使える分量に小分けにして冷凍するといいでしょう。ペースト状のものは折り曲げる、固体はそれぞれがくっつかないように袋に入れる…など、冷凍の仕方を工夫すると使いやすくなりますよ」

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鶏もも肉粒マスタードマリネ

【材料/作りやすい分量】
鶏もも肉300g、オリーブオイル大さじ1
(A)粒マスタード大さじ2、白ワイン大さじ2、塩小さじ1/2、こしょう少々

【作り方】

  1. 鶏肉は好みで皮を取り除き、食べやすい大きさに切る。
  2. 1にAを加えてよく揉み込み、オリーブオイルを加えてなじませる。保存袋に入れ平らに整える。

【冷凍法】
肉と肉の間に隙間を作って冷凍すると、1つずつ使いやすい。保存期間:1か月

【解凍法】
冷蔵庫か流水で解凍。流水の場合は半解凍で使用。

【アレンジ】
そのまま焼いたり、から揚げに。ピカタにしても。

鶏もも肉とブロッコリーのマスタードマリネ焼き

冷凍することで、マスタードの酸味&スパイシーさの角が取れ、口当たりが優しい味わいに。野菜たっぷりなので、量の割にはヘルシー。晩ごはんに食べたい!

【材料/2人分】
鶏もも肉粒マスタードマリネ半量、ブロッコリー1/2個、玉ねぎ1/2個、オリーブオイル 小さじ1、白ワイン小さじ2、塩、こしょう各少々

【作り方】

  1. フライパンを中火で熱してオリーブオイルを入れ、解凍(または半解凍)した<鶏もも肉粒マスタードマリネ>を入れ、焼き目がつくまで炒める。
  2. 小房に分けたブロッコリー、スライスした玉ねぎを加えサッと炒め、白ワインを加えてさらに約5分蒸し煮にし、塩、こしょうをふる。
ワタナベマキ 料理家。新著『アジアのサラダ』(主婦と生活社)が好評発売中。ベトナム、タイ、インドなどの定番のサラダレシピが多数。

※『anan』2017年7月19日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・荻野玲子 撮影協力・UTUWA

(by anan編集部)

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