
互いの素性を知らないまま恋に落ちた警察官(Police)の功太と女子高生(JK)カコ。立場上、女子高生と軽々しく付き合えないと考えた功太は、いきなりカコにプロポーズする。そこから始まるふたりの内緒の新婚生活と夫婦としての成長を描いた映画『PとJK』。今作でカコを演じたのが土屋太鳳さん。
「カコちゃんは、功太君に対しても友達に対しても、お花にお水をそそぐのと同じように、自然に愛情を注げるような母性の強い女の子。だから、どんな場面でも愛情を持って伝えることを意識して演じていました。ロケの間、函館でウィークリーマンションに滞在していたんですけれど、北海道って暖房がしっかりしているんですよね。それで帰ってきて部屋が暖かいだけで、とても幸せなんです。もしかしたら功太君にとってカコちゃんは、こういう存在なのかもしれないなって思います」
出会ってすぐ結婚という急展開に、最初は戸惑ったそう。
「距離感を縮めるために、亀梨和也さんに『功太君と呼んでいいですか?』とお願いして、現場ではそう呼ばせていただいていました。亀梨さんは、撮影の合間にご自分からいろんな話をしてくださったり、皆でごはんに行った時には率先して盛り上げてくださったり。お会いする前はクールなイメージがあったんですが、本当はとてもお茶目で温かくて、功太君みたいな方でした」
その亀梨さんもまた本作の取材の際、共演者の土屋さんを大絶賛している。そのことを伝えると真っすぐな瞳で「それは周りの方が私の鑑になってくださっているからなんです」ときっぱり。
「私が全力であがくことを、現場の皆さんが許してくださったから。そのおかげで私は全力でカコちゃんになることができたんだと思います」
土屋さんといえば、昨年末の紅白歌合戦や、シーアの『アライヴ』日本版MVなど、ダンスでの高い表現力にも注目が集まっている。じつは高校時代からダンス部に所属し、大会などにも出場していた経歴を持つ。
「高校がダンスの伝統校だったんです。私自身、3歳からバレエや日本舞踊を習っていたこともあって、入学した時に練習を見に行ったんです。そしたら体育会系で厳しそうで、全員の踊りが揃っていて…ここに入りたいって思っちゃったんです」
ただ、全国大会を狙うほどの強豪校。少しずつ女優として注目され始め、忙しくなってきた時期と重なり、仕事との両立に悩んだこともあったそう。それでも周りの理解と本人の努力で続け、いまの土屋さんがある。
「当時は、朝練行って授業を受けて、昼練やって授業出て、部活に出てその後お仕事という日々で、映画のカコちゃんのようなほんわかした高校生活じゃなかったです(笑)。部活はずっとできることではないので、それだけに一回一回が最後の瞬間で、かけがえのないもの。そこに情熱を持って向かっていく熱量はすごかったと思います。みんなで本気で笑って泣いて…いま振り返るとそういう意味でキラキラした高校時代だったと思います」
『PとJK』 知り合って間もなく結婚に至った警察官の功太(亀梨和也)と女子高生のカコ(土屋太鳳)。周囲には内緒の新婚生活が始まるが、立場の違いからすれ違ってしまうふたり。そんな時、事件が起こり…。3月25日全国公開。(C)2017『JKとP』制作委員会
※『anan』2017年3月29日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・MAIKO ヘア&メイク・永瀬多壱(VANITES) 取材、文・望月リサ
(by anan編集部)
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