『バチェロレッテ4』で話題のプロレスラー・安齊勇馬にインタビュー。プロレス愛と、大きな体で編み物沼にどっぷりハマるギャップに注目!

5月1日(金)20時からPrime Videoにて独占配信がスタートした『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4。タイを舞台に繰り広げられた真実の愛を見つける旅で、恋愛に不器用ながら真摯な態度やまっすぐで飾らない素朴な素顔で、視聴者ばかりでなくMCを務める面々までもを虜にしたプロレスラーの安齊勇馬さん。全日本プロレスに所属し、日々激しい闘いを繰り広げていながら、プライベートでは手芸を趣味にしていたりと、キュートなギャップの一面も。そんな安齊さんの人となりをもっと知るべく、オリジナルインタビューを敢行しました。この日のために作ってくれた、カラフルなお花柄ロングマフラーも必見です!

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    Profile

    安齊勇馬

    あんざい・ゆうま 1999年5月15日生まれ、群馬県出身。高校からレスリングを始め、中央大学在学中には、全日本大学グレコローマン選手権では5位の成績を収める。2022年に全日本プロレスに入門し、同年9月の日本武道館でおこなわれた全日本プロレス50周年記念大会でデビューを果たす。2024年には三冠ヘビー級王座を初戴冠し、団体最年少記録を塗り替えた。

    安齊選手の参加している『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4は、Prime Videoにて独占配信中。全日本プロレスは、8月29日(土)東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)にて、12月31日(木)東京・国立代々木競技場 第二体育館にてビックマッチを予定。その他の試合スケジュールはオフィシャルホームページ(http://www.all-japan.co.jp/)にてチェックを。

    長い時間恋愛から遠ざかっていて、どうやって恋愛したらいいのかわからなかったです

    ── 『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4を拝見して、ぜひ安齊選手のお話を伺いたいと思っていました。まずは、この企画に参加しようと思われた理由をお聞かせください。

    理由はふたつあって、まず、プロレスラーって出会いが全然ないんですよ。とくに所属している全日本プロレスは男だらけの社会ですし、基本的に面倒くさがりで、ひとりでいるのも大好きなので、強制的にそういう場に行かない限り、恋愛と向き合うこともないなと思ったのがひとつ。もうひとつは、単純にこの番組に参加することで、まったくプロレスに興味のない人にも、少しはプロレスラー・安齊勇馬を知ってもらえるかなと思ったのが理由でした。

    僕は大学で哲学を専攻していたんですが、講義の中で「認知されていなければ、存在していないのと変わらない」というのがあって。自分がどんなにプロレスに命を賭けて死ぬ気でやっても、誰も観てくれなかったら無意味なんですよね。最近になってようやくお客さんも増えてきましたけれど、全日本プロレスがこんなに面白いのに会場が埋まらないことに、悔しい想いがあって。自分の恋愛観を見せることに多少戸惑いはありましたけれど、それで自分を知ってもらえて、何かを団体に持って帰ることができるならと思って、参加を決めました。

    ── 番組を拝見していて、あまり恋愛にガツガツしていない感じがして。

    めちゃくちゃ恋人がいて欲しいというわけではないですけれど、会社の寮を出てひとり暮らしを始めてから、誰もいない家に帰ってきたときとか、休日に一歩も家から出ずにひたすら編み物して過ごしちゃったときとかに、誰かいてくれたらと思うことはあります。

    ── そのルックスですし、きっと学生時代からモテてはいたはずなのに恋愛ベタな感じに、逆にキュンとさせられました。

    恋愛経験は本当に少ないんですよ。お付き合いしたのも数えるくらいだし、プロレス界に入ってからは、修行の身で恋愛している暇なんてなかったので、かなり長い時間恋愛から遠ざかっていて。だからどうやって恋愛したらいいのかもわからなかったです。

    ── 久しぶりの恋愛はいかがでした?

    大変でしたね(苦笑)。ほかの男性参加者とも話していたんですけれど、撮影期間の2か月で、自分という人間をどう見せるかが勝負じゃないですか。でも、もし自分が最後に選ばれたとして、撮られている期間は始まりのきっかけでしかなくて、本番の恋愛は、帰国してカメラがない場所で会うようになってからだと思っていました。だから変に自分を取り繕うのは違う気がして。いつも通りの僕で、その場を楽しんで過ごして、その姿を見てもらってダメならダメでいいやと。だからできるだけありのままの自分でいようとしていました。それが良かったのか悪かったのかわからないですけれど。

    ── 良かったと思います。特に、バチェロレッテに、自分にとって一番大切なのがプロレスで、その次は応援してくれるファンで、恋愛はその次だと明言されていて。その正直さと、プロレス愛に好感度しかなかったです。

    それならよかったです(照)。

    ── ファンの方には、どんなふうに観ていただきたいですか?

    プロレスラー・安齊勇馬ではなく、人間・安齊勇馬が出ていると思いますので、ありのままの自分を見ていただけたらと思います。

    深夜のプロレス中継を観たときに、この人たちと同じところに絶対にいかなくちゃって

    ── 先ほども話したのですが、『バチェロレッテ・ジャパン』の中で、安齊選手がご自身のプライオリティの一番最初にプロレスがあるとおっしゃられていたのがとても印象的でした。プロレスにそこまで魅了されたきっかけを教えてください。

    中学2年生のときなんですけれど、当時僕は野球部に所属していて、宿題が終わらずに深夜までやっていたときにテレビでたまたまプロレス中継が流れてきたんです。2013年の新日本プロレスのG1クライマックスの決勝戦で、棚橋弘至VSオカダ・カズチカ戦だったと思うんですけれど、そのときは、どっちも知らないプロレスラー同士の試合って感じでした。

    でも、相手をぶん投げたり、頭から落ちたり。汗が弾け飛んで、それが照明でキラキラ光って…。なんだかわからないけれど、とにかく単純にカッコいいと思ってしまって、その次の日には、親に「俺はプロレスラーになる」と宣言して、部活の顧問の先生にも「野球はもう辞める」って言って。完全に、ひと目惚れですよね。

    ── そのカッコよさって?

    単純に、男らしいカッコよさとか強さとか。とにかく、今まで見たことのない世界だったんですよね。

    ── 観る人によっては危険だとか乱暴だとか感じる人もいると思いますけれど。

    そういうのはまったくなかったですね。とにかくカッコよくて、この人たちと同じところに絶対にいかなくちゃって思いました。そこからとりあえず、YouTubeで観られるあらゆるプロレスの試合を観たんですけれど、一緒に観てたお兄ちゃんがハマって、サブスクに登録して、ふたりしてずっと観てました。

    ── 当時、憧れていた選手はいますか?

    鈴木みのる選手です。鈴木選手より、もっと背が高かったり、体格がいい選手はいましたけれど、技のひとつひとつの魅せ方がカッコいいなって思ったんですよね。間の取り方とか。それが観ていてすごく心地よかったし、ルールをよく知らずに観ている自分にも、すごく観やすいプロレスだったというか。

    ── 当時ですでに大ベテランですよね。強面で、コスチュームも余計な装飾の一切ない黒パンツで、技も、派手な跳び技とかではなく、パワー系のバチバチぶつかっていくものと、確かなサブミッション(関節技)の技術で魅せていくタイプ。今は、現代的なスマートな選手も多いですが、どちらかというと、昔ながらの武骨な雰囲気を持ったプロレスラーですよね。

    そういうスタンスも含めてカッコいいなと思っています。学生時代、鈴木みのる選手の入場曲『風になれ』(唄は中村あゆみ)を聴きながら塾に通ってました。曲の最後に鈴木選手のマイクが入っていたんですけれど、それもカッコよかったです。

    ── 夢を叶えてプロレスラーとして活躍しているわけですが、今、プロレスをやり続けている、その魅力とはなんですか?

    なんて言うのかな…興奮するんですよね。これ言って誤解されると困るんですけど、僕、あんまり過去のこととか未来のこととかはあまり気にならなくて、長生きもそこまでしなくていいと思っているんです。とにかく大事なのは今の瞬間、その日の試合が楽しいし、僕のテンションが上がって、それを観に来てくれたファンの人たちのテンションが上がってくれたら、それでいいっていう考え方なんですよね。

    あと、心配性のくせに承認欲求が高いので、みんなからカッコいいって言ってもらって、チヤホヤされたい(笑)。そういういろいろがプロレスにマッチしているんだと思います。たとえばタイトルマッチに挑戦したとして、究極的に勝っても負けても、終わった後の疲れとか痛みとか、そういうものも全部含めて「俺、生きてるわー」って充実感を感じる。いい意味で変態なんだと思います。

    ── よくプロレスラーって、入門してデビューするまでの練習生時代が大変だと言いますよね。練習は厳しいし、忙しいし、プライベートがほとんどなく、そこで辞めてしまう人も多い世界ですが。

    僕も、辞めたくなったことはめちゃくちゃありましたよ。練習が嫌すぎて。実は入門するときに、後楽園ホールでお客さんの前で挨拶をすることになって。そこで、これから頑張りますって言ってしまった手前、辞められないというのはありました。それでも、毎日吐きながら練習していてあまりにキツくて、買い出しに行ったときにこのまま逃げたら練習休めるかな、なんて考えてしまうくらいには追い込まれていました。泣きながら、親に電話したこともありますし。

    ── それでも辞めなかったのはなぜですか?

    何回も、辞めますって言おうと思ったんです。でも、誰に言っていいのかわからなくて。明日言おう明日言おうと思いながら練習して…という毎日を繰り返していたら、デビュー戦が決まって、じゃあ頑張ろう、と(笑)。だから人見知りで良かったなと思っています。

    ── 人見知りで心配性で、人前に出ることへの抵抗はなかったんですか?

    僕、プロレスが関わると、割となんでも平気なんです。プライベートでは今もあまり人と話すのが得意じゃないんですけれど、月1回やっているインスタライブではペラペラ話せちゃいますし。だから、昔の自分を知っている友人からは、「プロレスになると別人だね」と言われています。

    道場近くの手芸店のおばあちゃんが、僕が編んだものを毎回褒めてくれるのが嬉しくて

    今回、安齊さんが実際に編んだ編み物を持ってきていただき撮影。キュートな柄と色使いに、スタッフ一同ときめきまくりです...!

    ── 安齊選手といえば、趣味が編み物。プロレスと編み物ってものすごくギャップがありますが、やり始めたのはどういった経緯から?

    母親が介護福祉士で、利用者さんと手芸を一緒にやるんですが、昔、お小遣いをもらってその準備を手伝っていたんです。それで縫い物とかもやっていたんですが、羊毛フェルトをやり始めたら自分が楽しくなってしまったんです。ちっちゃいものを作るのが好きなんです。

    ── 羊毛フェルトではどんなものを?

    ゲームの「どうぶつの森」シリーズが好きだったので、そのキャラクターとかを作っていました。あと芝犬とか。

    ── 結構ファンシーな方向なんですね。

    ファンシー、嫌いじゃないです(笑)。サンリオキャラクターのペックルくんとか好きですし。

    ── そこから編み物に移行?

    最近、編み物が流行ってるじゃないですか。それを聞いてそっちに興味が出て。たまたまネットで見かけた毛糸で編むリップケースを作ってみたくて、親に教えてもらいながら作ったら楽しかったので、そこからハマっています。

    ── 細かい作業はもともとお好きなんですか?

    好きだと思います。基本的に作ることが好きだし、ひとりの世界で完結するものが自分に合っているというか。とはいえ、ネットだったりを見ながら作っていて。自分の感性だけで作り上げるみたいなことは、得意じゃないんですけれど。

    ── でも、作るものがカラフルで色使いも可愛らしいです。

    基本的に、色味がガチャガチャしているものが好きなんです。普段の洋服もそういうものが多くて、Tシャツもガチャガチャした絵柄のものばっかりです。『バチェロレッテ・ジャパン』に参加するとき、制作側から、あまり柄がないもののほうがいいと言われて、タイに行く前に無地の服を何着も買いました。帰国するときにほとんど処分しちゃったんですけど(笑)。

    編集部が今回ぜひお話を伺いたい! と熱い思いを抱くきっかけになったリップケース。小さいものを作るのが好きな可愛らしい一面が。

    唇が特徴的なキャラクターポーチもとってもキュート。

    オリジナルの花柄ロングマフラーを、メディア初公開!

    ── 今回、ananの撮影のためにマフラーを編んでくださいましたが、それもカラフルでかわいいです。

    最初はマフラーを作るというより、モチーフ編みに挑戦してみたくて。やってみたらちゃんと四角くできたのが嬉しくて、色を替えていくつか編んだんです。自分ではまだオリジナルは作れないので、ネットを見ながら、ここはこんなふうな編み方に変えたら可愛いんじゃないかとか、いろいろ考えたりもして。そのうち、繋げたらマフラーになるんじゃないかと思ったら、なんとしても完成させたくなっちゃって、かなり根を詰めて編みました。

    道場の近くに手芸店があって、そこのおばあちゃんが、「わからないことがあったら、いつでも聞きにきていいよ」と言ってくれているんです。行くたびに編んだものを見せると褒めてくれるのが嬉しくて、それもモチベーションになっています。その店では、ちょっとした編み物教室みたいなこともやっているんですが、そこに来ているおばあちゃんたちもみんなチヤホヤしてくれますし(笑)。

    今回の撮影のために編んでいただいた、メディア初出しのマフラー。 大きな体いっぱいに広がる、センス満載マフラー、力作です!

    ── どういうときに編み物をされることが多いですか?

    試合がない日は午前中に練習して、午後何もやることがないときなんかに編み物をやりだすと、3〜4時間くらいはすぐ過ぎます。

    ── これから挑戦してみたい作品はありますか?

    海外のSNSで見たんですけれど、いちごのモチーフが連なった紐みたいなものを編んで、それを繋げてポーチにするというのがあって。それを作ってみたいなと思っています。編み物って、いろんな編み方があって、まだ基本的な編み方しかやっていないので、ワッフル編みとか、まだやったことのない編み方にも挑戦してみたいです。

    ── 編み物の面白さはどんなところにあると思いますか?

    完成したときの充実感でしょうか。編み物だと手軽にそれが味わえるんです。マフラーが完成したときも、嬉しかったですもん。

    ── 使いたいより、作りたい、なんですね。

    今回のマフラーもですし、たぶんいちごのポーチを作っても使う機会はあまりないと思うんですよ。いつか作ったものをファンの方にプレゼントする企画をやりたいなと思っています。

    気になる安齊さんのスキンケア、ヘアケアにせまるインタビュー&撮り下ろし企画はanan2496号(5/20発売)に掲載!
    さらにanan2497号(5/27発売)では、メイクによる変身企画も⁉︎ あわせてチェックを。

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    写真・KAZUYUKI EBISAWA(makiura office) 文・望月リサ

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