
2025年の大阪・関西万博で絶大な人気を集めた、吉本興業パビリオンのイベント「カラオケ盆踊り」。多数の芸人が日替わりMCとして出演し、連日盛り上がりを見せた本イベントが、単独のフェス「ぼーんとぅ盆踊り2026夏〜私たちは盆踊りをするために生まれてきた〜」として開催される。万博でのステージを支え、互いの相方と共に“盆踊り神4”といわれた主力メンバーで、今回もメインとしてイベントに携わるレイザーラモンRGさん、藤崎マーケット トキさんにインタビュー。
平安時代ぐらいからのエンタメが全部詰まってると思います(トキ)
── 万博の「カラオケ盆踊り」は、観客が歌うカラオケに合わせて、皆さんが踊るという内容です。毎日2時間ぐらい踊りっぱなしだったとか。
トキ 初めは「これが6か月続くんや」って鬱々としてたんですけど、続けてるうちに体の可動範囲もどんどん広がって。
RG 異常に肩に筋肉ついてて、「お前…!」ってなりました(笑)。
── 映像を拝見するとすごい盛り上がりでした。参加者が無心に踊れるのがいいところなのでしょうか。
トキ ただただ楽しい空間ですからね。歌もあるし、踊れるし、叫べるし。平安時代ぐらいからのエンタメが全部詰まってると思います。
RG これで踊るんかいっていうようなバラードとかでも踊りましたからね。今回のイベントでは、ゲストの芸人さんに歌ってもらうんですけど、歌を中心としたネタをやる人たちを選んだので、今回ならではの盛り上がりになると思います。
── 万博では、初めのうちは観客も少なくて。トキさんがInstagramのストーリーで感想を上げたところから、人気に火がついていきました。
トキ 本当に大変だったので、ストーリーでずっと文句を上げてたんですよ。「吉本の社員、先に帰るな」とか(笑)。それをたくさんの方が見てくださって。
RG トキのストーリーが上がり始めたら、僕たちも「あ、始まった」って感じで見てて。僕らはそれで「これに出させてくれ」って会社に頼んだ、いわゆる“体制側”なんですよ(笑)。その裏で、こうやってトキが“反体制側”でやっているっていうのがよかったんでしょうね。
トキ なるほど、「みんな来てください」みたいなのじゃないのが、かえってよかったと。
RG リアルなパンク精神が共感を呼んだと思う。また、そんな反骨精神がある奴が一番踊っているっていう。とにかく、あのストーリーがなかったら、「カラオケ盆踊り」はただの一イベントになってたと思います。
── 文句をおっしゃいながらも(笑)、全力で向き合ったからこそお客さんも増えたのでしょうね。
トキ 一生に1回経験できるかどうかの日本で開催される万博で。いろんな国のパビリオンの中、一企業のパビリオンとして出る以上、やっぱり手は抜けないぞという思いがありました。後半は本当に満員で、入れないお客さんもいたぐらいでした。
RG 芸人でも「行きたい」って言ってくれた人、いっぱいいたんですよ。でもスケジュールが合わなくて結局出られなくて。だから、今回はたくさんの芸人にぜひあの経験をしてもらおうということで、いろんな人をブッキングしました。特に東京は、大阪ほど話題になってなかったということもあって。
トキ 温度差すごかったんですよ。大阪ではバズりすぎて街歩かれへんちゃうかぐらいだったんですけど、東京では全然だったんで。
RG その悔しさもあって、東京でも一発この楽しさを見せてあげたいなと思ってます。そして、この火を絶やさずに、次また大阪・関西万博があったらその時も出たいですね。
トキ 50年後として、俺90歳やん。
RG トキがベッドから動けなくなってたら今回の万博のV見せるわ。
トキ 寝ながらも「なんか手動くわぁ。なんやこれぇ」って(笑)。
RG (笑)。そうなるぐらい、人生変える経験になったと思います。
Profile
レイザーラモンRG
1974年6月8日生まれ、熊本県出身。'97年に、HGとお笑いコンビ、レイザーラモンを結成。今年4月には、自ら作詞した「あいわずぼーんとぅ盆踊り」を配信リリースした。
藤崎マーケット トキ
1984年12月6日生まれ、大阪府出身。2005年に田崎佑一とお笑いコンビ、藤崎マーケットを結成。関西を中心にテレビやライブに多数出演。ソロトークライブ「デトックス」公演を不定期で行っている。
information

ぼーんとぅ盆踊り2026夏〜私たちは盆踊りをするために生まれてきた〜
盆踊りとお笑い、そして音楽の融合を実現させた、音楽フェスともお笑いライブとも違う、一体感あふれる“新たなフェス”が誕生。出演は、レイザーラモンRG、レイザーラモンHG、藤崎マーケットトキ、藤崎マーケット田崎。開催は、東京、大阪の2か所で、大阪は8月15日(土)、ZeppOsakaBaysideにて。ゲストは島田珠代、コウメ太夫、サンプラザ中野くんなど。東京は8月28日(金)、豊洲PITにて。ゲストはマユリカ、どぶろっく、氣志團など。
写真・しばたみのり インタビュー、文・野村 文






























