濱正悟、ドラマ『おとなになっても』は「登場人物それぞれに愛おしさを感じられる」

エンタメ
2025.04.26

濱 正悟さん

山本美月さん、栗山千明さんが女性同士の恋愛を繰り広げるドラマ『おとなになっても』。山本さん演じる綾乃の夫・渉に扮する濱正悟さんは、作品の魅力についてこう語る。

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登場人物それぞれに愛おしさを感じられる。

「登場人物がしっかり奥深く描写されていて、それぞれに愛おしさを感じられます。恋愛が成就してもそれがゴールというわけではなくまた別の問題が出てくるけど、それでも人生は続いていくということが描かれていて。登場人物たちの人生の物語がどうなっていくか、見届けたくなるドラマになっています」

ある日突然、妻から“気になる女性がいる”と告げられ戸惑う渉。ごく普通のサラリーマン役ということで、役作りも見た目から取り組んだ。

「これまでやっていた筋トレや運動をやめ、ムキムキだった筋肉を落として、ヘアメイクのファンデーションもあまり塗らずに演じました」

結果、現場で監督から“渉だ!”と感心されたという。今回の渉役しかり「身近にいそう」というキャラクターを演じたらピカイチの濱さん。その絶妙なリアリティを生み出すため、作品に入る際に心がけていることを尋ねると、「ルーティンがないのがルーティンかも」との答え。

「ドラマの登場人物たちは、それぞれにみんな違う生き方をしていて、違うことを感じながら生きていると思うから。だから、僕自身も同じことをしていないんです」

しっかり思考して現場に入る――。そうなったのは、岸井ゆきのさんと高橋一生さんW主演『恋せぬふたり』の出演が大きなきっかけだった。

「おふたりとも、能動的に俳優として動いて、現場でいろんなものを生み出していて。一緒にお芝居して学べたことがたくさんありました」

昨年30歳を迎え、これからますます俳優として大きくなっていくであろう濱さん。そんな彼に、本作のタイトルにかけて“おとなになっても”ついしてしまうことを尋ねると、なんとも微笑ましい答えが。

「スマホで、1分おきに目覚ましかけてるんです。でも、最初に起きた瞬間に全部消して、つい二度寝しちゃうんですよね(笑)」

PROFILE プロフィール

濱 正悟さん

はま・しょうご 1994年8月22日生まれ、東京都出身。近年の主な主演作に、ドラマ『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』、映画『恋愛終婚』など。現在は、4月期ドラマ『やぶさかではございません』(テレビ東京系)、『MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です』(フジテレビ系)に出演中。

INFORMATION インフォメーション

Huluオリジナル『おとなになっても』

志村貴子の人気コミックを実写化。小学校教師の綾乃(山本)は、久しぶりに立ち寄ったダイニングバーで朱里(栗山)と出会い、二人は惹かれ合う。既婚者の綾乃は、“気になっている女性がいる”と夫の渉(濱)に正直に告げ、やがて結婚生活に暗雲が…。4月26日より毎週土曜更新、Huluにて独占配信。

ジャケット¥381,700 ニット¥136,400(共にVERSACE/ヴェルサーチェジャパン

写真・峰フミコ スタイリスト・徳永貴士(SOT) ヘア&メイク・茂木梨沙 インタビュー、文・野村 文

anan 2444号(2025年4月23日発売)より

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