
『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』ⒸLUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SBR製作委員会
1987年から約40年にわたり連載中の荒木飛呂彦先生による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。第7部となるアニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』が3月19日に幕を開ける。その壮大なサーガの新たな始まりを記念し、ここでは、スティーブン・スティール役の三宅健太さんとルーシー・スティール役の高橋李依さんにインタビュー。
運命の大車輪が回って、この役が僕のところに来た
ようこそ『スティール・ボール・ランレース』へ!」と高らかに宣言するのは、北米大陸横断レースを主催するプロモーターのスティーブン・スティールだ。彼の隣には、歳の離れた妻ルーシー・スティールが常に寄り添っている。そんなスティーブン夫妻を演じるのが、三宅健太さんと高橋李依さんで、息ぴったりの夫婦を演じている。
スティーブン・スティール

レースを主催する敏腕プロモーター
人類史上初の乗馬による北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」の発起人で40年のキャリアを持つ。
ルーシー・スティール

スティーブン氏を支えるパートナー
スティーブンの妻。大きく歳が離れていながらも、彼のことを精神的に支える。夫の初恋の人に似ている。
三宅健太(以下、三宅) 僕は『スターダストクルセイダース』でモハメド・アヴドゥル(主人公・空条承太郎と共に、宿敵DIOを倒す旅に出る占い師。火を操るスタンド「マジシャンズレッド」の使い手)を演じました。『ジョジョ』は子どもの頃から大好きで、人生を歩む上で自分を導いてくれた存在です。だからこそ、アヴドゥルとしての自分を大事にし続けたいという思いは正直ありました。でも、スティーブンのお話をいただいた時に、彼もまた、とんでもないレースをぶち上げた“始まりの炎”なキャラクターですし、運命の大車輪が回って、この役が僕のところに来た。アヴドゥルにも「やったらいいじゃあないか」って背中を押してもらえた気がしたんです。
高橋李依(以下、高橋) 実は私も新人の頃、『スターダストクルセイダース』に「少女B」として出演させていただいたことがあります。自分なりに『ジョジョ』の世界観に合うように一生懸命挑みました。その後、『ストーンオーシャン』のオーディションを受けたのですが、結果は不合格。普段の私なら、「悔しい!」「やりたかった!」という執着心が出てきてしまうのですが、この時は不思議とそうは思わなかったんです。そして今回、ルーシー役で決まった時、私の声を求めてくれてたのはルーシーだったのか! と運命の導きを感じてしまいました。
三宅 夫婦役は初めてだけど、同じ事務所で、デビュー直前から面識があるからやりやすかったよね。年齢もキャリアも離れていて、それが年の差夫婦のスティーブンとルーシーにも自然とマッチした感じ。僕は先輩面しているけど、精神的には幼いので、そこもよかったのかも(笑)。
高橋 ルーシーは歳の離れた妻だけど、自分が見たことや感じたことを大切にできる女性。『ジョジョ』の世界に登場する女性は強さやたくましさ、気高さや魂の美しさがありますよね。私もルーシーを魂で演じたいなと思ったんです。
三宅 ルーシーの第一声を聞いた時、「淑女だな、我が妻は!」って思いましたよ。伸びしろ満載だし。
高橋 PVに出てくる「このレースの勝者は…この世のヒーローになるわッ!」というセリフもそうですが、ルーシーの発言からは己で考えている意志を感じるのでそこは大事にしています。
三宅 ルーシーは予言めいたことを言うんだよね。占い師アヴドゥルを演じた僕としては、シンパシーを感じるな(笑)。スティーブンもただのプロモーターじゃなくて、彼なりの覚悟も持っているはず。ただテンションが高いだけの男にはしたくなかったし、「こんな男がすごいレースを本当に主催できるの?」とも感じさせたい。実はスティーブンの演技プランはほぼなくて、「いよいよ始まるぞ!」という僕の喜びそのままに発したらするっと出ちゃった、という感じでした。
高橋 三宅さんは『ジョジョ』に詳しくて、嬉々として語るのを見ていると私まで楽しくなってくるんです。私が安心して今作に参加できるのも、そんな三宅さんのおかげだなと思います。
三宅 初めて『ジョジョ』を読んだのが小学3年生くらいで、もう50歳手前なのに、『ジョジョ』に関わると精神性も戻される感じ。
高橋 『ジョジョ』初心者の私からすれば、『ジョジョ』って楽しそうな沼だなって気になってたんですよ! 私もそうでしたが、どうやって入ろうか機を窺っている人も多いはず。『SBR』は、世界が一巡して前代未聞のレースが始まるというタームなので、参入には絶好のチャンス! 私は今回のご縁を通して、初心者のみなさんを沼に連れていく係にもなれたらいいな、という気持ちでいます。
三宅 荒木先生の作品は、漫画やアニメという枠を超えて、ポップカルチャーでありアート。重厚なテーマもあるけど、実は結構ストレートでインパクトがある。それでいて緻密なので、長年多くのファンを魅了し続けていると思うんです。これが『ジョジョ』だ! と思わせる一枚絵の強さも魅力。アニメ『SBR』にもそんな力強さが存分に盛り込まれています。ぜひ『SBR』で『ジョジョ』の世界を楽しんでほしいですね。
Profile
三宅健太
みやけ・けんた 沖縄県出身。主な出演作に『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(モハメド・アヴドゥル)、『僕のヒーローアカデミア』(オールマイト)など。
高橋李依
たかはし・りえ 埼玉県出身。主な出演作に、『からかい上手の高木さん』(高木さん)、『【推しの子】』(アイ)、『Re:ゼロから始める異世界生活』(エミリア)など。
information
『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』
1890年のアメリカを舞台に、人類史上初の乗馬による北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」に参加するジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの活躍を描く。3月19日からNetflixで世界独占先行配信。ⒸLUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SBR製作委員会
anan 2487号(2026年3月11日発売)より













