日本代表メンバー争いに加わるのは? 期待の実力派もそろう、Jリーグ2025シーズン開幕

エンタメ
2025.02.12

いよいよ2025シーズンのJリーグ開幕が迫ってきた。現在、明治安田J1リーグはヴィッセル神戸が連覇中。今年は史上2クラブ目の3連覇に挑むシーズンとなる。

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Jリーグの舞台で飛躍を遂げて日本代表メンバー争いに加わるのは?

まずは’25年のサッカーカレンダーを見ていこう。3月には日本代表のFIFAワールドカップ北中米のアジア最終予選突破が決定的で、それ以降は来年6月の本大会に向けたメンバー選考に注目ポイントがシフトしていく。海外でプレーする選手が森保ジャパンの大半を占める中、Jリーグでアピールして最終選考に滑り込むラストチャンスになりそうなのが、国内組中心で臨む7月に開催予定のEAFF E‐1サッカー選手権。前半戦のJリーグで輝いた選手たちで東アジアの覇権を争い、そこでの結果で9月シリーズから本格化するメンバー争いに加われる可能性が出てくるというわけだ。

今季のJリーグには昨シーズンMVPを獲得した武藤嘉紀を筆頭に、二十歳で代表デビューを果たした高井幸大、日本人最多タイ得点の山田新(共に川崎フロンターレ)など期待の実力派がそろう。日本代表を語る上でも、’25シーズンのJリーグに注目してみてはいかが?

山田 新 選手×高井幸大 選手(川崎フロンターレ)

写真左から、山田 新選手、高井幸大選手(川崎フロンターレ)

――’24年はどんな一年でしたか?

高井:プロ2年目でしたけど、パリ五輪や日本代表デビューなど、すごく充実したシーズンになりました。

山田:僕はゴール前で自分が関わることができれば、かなり高い確率でゴールまで行ける手応えはありましたね。結果を出しながら得点感覚の自信を深めていった感じです。

――収穫や課題はいかがでしたか?

高井:自信が生まれて周りが見えるようになったことがプレーの落ち着きにつながっていると思います。高い基準を知れたことが大きかったですし、守備の強さを今まで以上につけたいと思うようになりました。プレー強度や体の大きさはもちろん、相手を自由にさせないような、言葉にできない雰囲気…オーラのようなものも含めての“強さ”ですね。

山田:ゴール前のポジショニングやパスに合わせるタイミング、どこにボールが来るかを感じられるようになって、19ゴールを決めることができました。ただ、アシスト数が少なかったので、もっとチャンスに絡んだり、チームとしてボールをつないで前進したいときに起点になる手助けをしたいと思っています。

――anan読者に注目してもらいたいプレーを教えてください。

高井:対人の守備は一番見てほしいですね。自分は攻撃も特長なので、ロングパスやヘディングで点を入れるところも見てもらいたいです。

山田:僕はストライカーなので、やっぱりゴールを決めるところ。個人的にはフィニッシュの精度を上げながら、もっとシュート数を増やしたいです。得点王になる選手は自分と比にならないくらいシュートの数が多いので、決定力とシュートまで持っていく力にこだわることで、さらなる進化を見せられると思います。

――お二人とも今シーズンに懸ける気持ちは強いと思います。

高井:チームでもJリーグ全体でも飛び抜けた存在にならなきゃいけないですね。そうしなければ日本代表に選ばれることはないので、まずはしっかりフロンターレで活躍することを一番大切に考えていきます。

山田:絶対にリーグ得点王にならなければいけないと思っています。来年のW杯まで時間がないし、今年はE‐1があるので、代表に選ばれて結果を出すチャンスはある。まずはフロンターレで圧倒的な存在になって、Jリーグの“顔”といわれるような選手に成長したいです。

こちらの2人にも注目してみて!

濃野公人(のうの・きみと)選手(鹿島アントラーズ)
’24年はサイドバックながらリーグ戦9ゴールを記録。大卒1年目でJ1 ベストイレブンに選出された期待の星。

武藤嘉紀(よしのり)選手(ヴィッセル神戸)
13得点7アシストでJ1連覇に貢献してリーグMVPに選出。端正なマスクとパワフルなプレーのギャップも魅力。

PROFILE プロフィール

山田 新 選手

やまだ・しん 2000年5月30日生まれ、神奈川県出身。175cm、75kg。プロ2年目の昨季は19ゴールで日本人最多タイ得点を挙げる。「サッカー選手のアスリートとして引き締まった筋肉に注目してみてください」

高井幸大 選手

たかい・こうた 2004年9月4日生まれ、神奈川県出身。192cm、90kg。’24年はパリ五輪出場、日本代表デビューと飛躍の年に。「Jリーグ各チームの多彩なユニフォームデザインも楽しんでもらえたら」

INFORMATION インフォメーション

明治安田Jリーグ2025シーズン開幕

J1 のオープニングマッチは、2/14(金)ガンバ大阪vs セレッソ大阪の大阪ダービー。15 日と16日に残りの第1節(J2、J3 も。一部の試合を除く)が開催される。

写真・川崎フロンターレ 森田直樹/アフロスポーツ インタビュー、文・青山知雄

anan 2434号(2025年2月12日発売)

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