soul(魂)とmate(仲間)を合わせた造語で「魂の伴侶」のこと。運命的な相手、深い縁を持つ人のこと。最近は、恋愛関係にはないが、特別に仲の良い異性のことを指して使うこともあるそうですが、坂上忍さんは「ソウルメイト」をどのように思っているのでしょうか?
恋愛しないですむよう、都合よく美化したことば。
そもそも、若いうちは友情より性欲が勝ってしまった…なんてことがあるくらい、遊びたい盛りのはず。特に男は、「あわよくば…」という下心を本能的に持っていますから。女性は、そんな男の下心をどうやってかわすのか、またはどういう男なら受け入れるのか…。そうやってかけひきの術を学んでいくのが、本来の恋愛だと思うんですけどね。
面倒なかけひきをしたくない。傷つくのはイヤ。友人関係でいた方がラク…。そんな男女関係を「ソウルメイト」ということばで都合よく美化したとしか思えません。
もちろん、男女の友情が成立しないとは思いませんよ。ただ、良い友人関係を築けていたとしても、男・女であるかぎり、何かのはずみで好きになってしまう可能性だってある。両方にそれぞれ恋人がいたとしても、どちらか一方が別れてしまったら…? 二人の間に「ソウルメイト」ということばが重くのしかかって、一転、いちばんハードルの高い相手になってしまいかねない。それでも「ソウルメイト」でいられるのかは…、大きなギモンです。