リアルとデジタルの融合ライブがスタンダードになるかも?
写真左から、リアド偉武(Dr)、磯部寛之(B, Cho)、川上洋平(Vo,G)、白井眞輝(G)
本ライブは、KDDIと森ビルが共同で開発したデジタル上の会場「TOKYO NODE DIGITAL TWIN HALL ‐RESPECT YOU, au」でも同時開催され、リアルとデジタルが融合した新しい形のライブとなりました。
リアル会場で約100人、デジタル会場で約100人の計約200人が集まった今回のライブでは、2会場をリアルタイムに接続することで、デジタル会場にいながらまるでリアル会場にいるかのような臨場感や空気感を味わう体験を実現。また、デジタル会場では、楽曲に合わせて空間の演出が変化するなど、リアル会場では味わえない演出を披露しました。
イベントでは、MCによる紹介の後[Alexandros]が登場し、生パフォーマンスを披露しました。地上46階から望める東京の景色をバックに、ポップとロックが共存する特有の演奏を繰り広げた4人。1曲目に披露したのは、激しい演奏とどこかスカッとするメロディが特徴の「Stimulator」。川上洋平(Vo,G)がパワフルかつ伸びやかな歌声を披露し、会場のボルテージは一気にアップ。続いて披露されたのは重低音と綺麗なメロディが交差するナンバー「Girl A」。リアル会場の激しいライトがさらにファンたちを引き込みました。最後に披露されたのは、会場の雰囲気に合わせて用意されたという「todayyyy」。どこか神秘的な雰囲気を感じさせる演奏と川上の優しい歌い方に、会場は[Alexandros]の世界に包まれました。
ライブが終わるとトークコーナーへ。メンバー4人がデジタルツイン会場でのライブ映像を観ながら感想を話しました。川上はまずライブを終えた感想として「この雰囲気と(客との)距離はレアだった。セットリストを間違えたなと…もう少し(会場の)雰囲気と合う曲はある(笑)」と述べ、会場の笑いを誘いました。
また、アバターとして参加した100人のファンが盛り上がるデジタルツイン会場の様子を確認すると、メンバー全員が「すごい!」と絶賛。さらにMCが、アバターの拍手や横揺れ、ヘドバンなどをするエモート機能を紹介すると、4人は揃って褒め称えました。
磯部寛之(B, Cho)は「コロナ禍が明けてアナログなライブが開催できるようになり、(会場に)人が来られるようになった。さらにデジタルとの融合により世界中からライブに参加ができるようにもなり、こういった技術が広まるとすごく素敵だなと感じた」とコメント。白井眞輝(G)は「アバターにモッシュやダイブなどのアクションが追加されたらよりおもしろくなりそう。ゲーム感覚でライブに参加できそう。今後もリアルとデジタルが融合したライブを開催することで、国も文化も越えて音楽が浸透していく可能性があると思うと楽しみ」と感想を述べました。リアド偉武(Dr)は「デジタルと融合した新しい環境の中でライブができて楽しかった」と述べ、川上は「コロナ禍で配信ライブを開催したときに『勇気をもらえた』といった感想をもらい配信ライブのニーズを感じた。生のライブはもちろん、今日みたいな新しいこともどんどんやっていきたい」と意気込みを語り、デジタルとリアルが融合した新感覚音楽イベントは締め括られました。
©「au デジタルツインライブ #0 [Alexandros] @TOKYO NODE HALL」
Information
SET LIST
01 Stimulator
02 Girl A
03 todayyyyy
[Alexandros]
2010年インディーズレーベルRX-RECORDSから1stアルバム「Where‘s My Potato?」でデビュー。リリース後はロックシーンやメディアに大きな衝撃を与え、瞬く間にその名を轟かせ、ここからバンドの快進撃がスタートする。ユニバーサルミュージックとグローバル契約を締結、パートナーシップを結び、2015年3月 シングル「ワタリドリ/Dracula La」、6月にはアルバム「ALXD」でメジャーデビュー。翌年には6枚目のフルアルバム「EXIST!」をリリース、オリコンウィークリーチャートで初登場1位を獲得する。近年は、映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の主題歌やパナソニック×花王アタックとタッグを組んだ「#センタク」プロジェクトに楽曲を提供するなど数多くのコラボレーションを実現。
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