“持ってる”芸人が残る運頼みのガチ勝負。
ランダムで落ちてくる金ダライ、予測不能なダイビングマシン、福引き…。運のみが試される「福男ゲーム」により「最優秀福男芸人」を選ぶ企画が、年イチのTBS特番『お笑いアカデミー賞』内で開催! ’21年から始まったこの企画、過去の放送で決勝戦に勝ち残ったのはオードリー・春日俊彰、パンサー・尾形貴弘、コットン・西村真二、ニューヨーク・屋敷裕政…と、不思議と人気者ばかり。この「福男ゲーム」の結果から、今後さらに飛躍する芸人が分かるというウワサも…!?
すでに人気者の芸人たちの中でも、さらに強い運の持ち主が「福男」ということで、その引きの強さを目撃しに、収録現場を取材しました!
START…残り56人
やす子、ヒコロヒー、囲碁将棋、鬼越トマホークなど、参加した芸人たちは総勢56人。一同、名前の入ったお揃いの緑ジャージに着替え、体を張った運試しに挑戦することに。ちなみに、過去の第1回、第2回ともに、パンサー・尾形が「最優秀福男芸人賞」をもぎ取り、2連覇中と絶好調! 今回も存在感を示すか!?
スタジオ入り競争…56人→55人
「収録開始は5分後」と事前に伝えられ、スタジオ外の打ち合わせホールで待つ芸人たち…でしたが、ここからすでに運試しがスタート。「収録スタジオに入るのが一番遅いような、気の抜けた人は参加資格なし」とのことで、余裕の表情で最後にやって来た見取り図・盛山が最初の脱落者に!
金ダライ宝釣り…55人→10人
次なる種目には56人分の金ダライがずら~り。ダウンタウンがどれか一つの金ダライに繋がった紐を引くと、金ダライが落下。頭に当たった芸人は次に進める。ここで勝ち抜けるのはなんと10人。「“持ってない”芸人には、なぜか落ちてこない」というジンクスがまことしやかに囁かれているとか。
金ダライが当たった“持ってる”10人は、アインシュタイン・河井、NON STYLE・井上、ジャングルポケット・太田、ちゃんぴおんず・大崎、パンサー・菅、ヒコロヒー、マヂカルラブリー・村上、見取り図・リリー、宮下草薙・宮下、やす子。
ラッキーダイビングマシン…10人→2人
次は残った10人が2組に分かれ、ダイビングマシンに挑戦。ダウンタウンがボタンを1つ選び、押すと1人だけ落下防止の装置が外れ、滑り落ちたら“持ってる”人。傾斜の角度がグングン上がり、体重100kgを超えるマヂカルラブリー・村上のハーネスがちぎれそう…。
福引き3本先取…2人→1人
勝ち進んだのはアインシュタイン・河井と見取り図・リリー! 一方の鼻フックが吊り上がるくじなどの福引きを、3本先に引き当てた方が「福男」に!
熱々ローション風船…尾形vsリリー
福引き3本先取の勝者・リリーが福男…と思いきや、2年連続福男のパンサー・尾形からの「待った」が入る! 最終決戦の舞台は熱々の青いローション入り風船。風船が割れ、ローションを浴びた方が勝ちということで、見事、最も運のいい芸人に輝いたのは…!?
運だけでどんどん勝ち上がる姿に注目してほしい。
’24年真の福男芸人 見取り図・リリー
――「最優秀福男芸人賞」受賞、おめでとうございます!
リリー:ありがとうございます。
盛山:ありがとうございます。
リリー:おい!(笑)
――盛山さんは、最初に脱落されて…。
盛山:コンビの片方が福男で、もう片方が最初に脱落するっていう。2022年のコットンもそうでしたね。
リリー:確かに。すごい奇跡。
――早速、福男になられたリリーさんの今年の抱負を教えてください。
リリー:ダウンタウンさんの番組で福男になったんで、今年は“ポスダン”ですね。ポスト・ダウンタウンになります。
盛山:言いすぎや!
リリー:強運なんで。お笑い界も芸能界も、僕がどんどん運で勝ち上がっていく姿に注目してほしいですね。
盛山:運のみで。なんかダサいなあ…。
リリー:運は大事ですから。
――強運の持ち主ということで、普段からゲン担ぎしていることは?
リリー:毎朝、起きたら太陽を見て、今日もよろしくお願いします、平和に過ごせますようにって、心の中で唱えてますね。もう10年以上前から続けてます。
盛山:ルーティン怖いな! ……え、大丈夫? なんか辛いことある?
――そんなモーニングルーティンから生み出されるリリーさんの強運にあやかる方法はありますか? 会える場所とか…。
盛山:リリーと会える開運スポットね。
リリー:それこそライブとか劇場なら、僕らといつでも会えますので、来ていただきたいですね。あとは東京の麻布十番らへんをうろちょろしてるんで…。
盛山:ほんまにしてるやつやん!
見取り図 リリー、盛山晋太郎からなるお笑いコンビ。『ジョンソン』(TBS系、月曜21:00~22:00)、『ラヴィット!』(TBS系、月~金曜8:00~9:55)の水曜レギュラーのほか、『スタンド・バイ・見取り図』(TBSラジオ、日曜23:00~23:30)などで活動中。
『お笑いアカデミー賞』 ’21年から始まった年に一度の“笑いの祭典”。総合司会を務めるダウンタウンの二人が、各部門において、その年最もお笑い界を盛り上げた芸人の功績を讃える。表彰される部門は「最優秀多忙賞」「最優秀推され芸人賞」「最優秀高額買い物賞」など。
※『anan』2024年1月17日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE) 構成、文・間野加菜代
(by anan編集部)