伝え方次第で、印象がいい方向に変わることも。
この間、仲良しのpecoちゃんのおうちに、3人の子どもを連れて遊びに行ってきました。アリソンという名前の、めちゃめちゃ大きなワンちゃんがいて、私は小さい時から存在を知っているので、“かわいい!”“こんなに大きくなって~”と思っていたのですが、初めて会った子どもたちは、「怖い…」と怯えてしまったんです。すると、pecoちゃんが、「最初はみんなそうなんだけど慣れてくるよ」と。さらに、「絶対に噛まないから大丈夫だよ。アリソンは一緒に遊びたいだけなの」「鬼ごっこしてくれている、遊んでくれていると思って楽しくなるから追いかけちゃうんだよ」と、優しく教えてくれました。その、子どもの目線に合わせた犬の気持ちの表現の仕方がすごく上手ですよね。言葉をわかりやすく変換して伝えられるところが素晴らしいなと思ったんです。私はpecoちゃんのおうちに遊びに行く前、子どもたちに、アリソンが嫌がらない撫で方みたいなものは伝えていたのですが、それ以前のコミュニケーションのとり方の部分を教えてあげればよかったなと。長女は、攻撃するつもりはないんだというアリソンの気持ちを理解したのか、心の整理ができたようでした。その後、「また遊びに行きたい!」と話していましたし、街を散歩している犬を見かけた時には、「あの小さなワンちゃんなら触れるかも!」と言っていました。
まずは、子どもが理解できるよう、噛み砕いて伝える変換能力を身につけることが大事だと思います。私が子どもの頃、おばあちゃんちの隣の家で飼っていた犬に追いかけられ、必死に逃げた記憶がありますが、pecoちゃんの話を聞いた後だと、“あれは遊びたかったんだ、なんだ、かわいいじゃん”と印象が変わりました!
よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。
※『anan』2023年11月22日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾
(by anan編集部)