ちょっとした一言や気遣いで印象は変わります!
長女が生まれた時、友だちの近藤千尋ちゃんから、「お食い初めの服、いる?」というメッセージとともに、スマホに写真が送られてきました。長女が生まれる数か月前に、千尋ちゃんにも子どもが生まれていて、「一回だけ着たものなんだけど、よかったらどう?」とのこと。すごくかわいいし、「え、ちょうだい!」と言ってもらい、それを着てお食い初めをしました。さらに、次女と三女も同じものを身につけ、結果的に3回着ることに。お食い初めという人生に一度しかないイベントでしか使わない服なのに、こんなに何度も活躍するなんて…! と嬉しい気持ちになりました。ちなみに、そのお食い初め用の服には、千尋ちゃんのあだ名にちなんで、「ちぴちゃんの」という呼び名がついています(笑)。「おさがりあげるよ」と、有無を言わさず、いきなり送りつけたりするのではなく、事前に「いる?」と聞いてくれたり、写真を送ってくれるというのが親切ですよね。当然、イベントの服にこだわりがあり、自分で選びたい人もいるでしょうから、いらない時は「いらない」と言いやすい状況や逃げ道を作ってくれると気が楽になるはず。もらう側としては、一番ありがたい方法だなと思いました。また、おさがりは、断っても角が立たない関係性の中でこそ、できるものだとも。
相手に気を使わせることなく、おさがりを渡せるようになるためには、相手が断れるようなスキを、きちんと作っておくことがポイントだと思います。千尋ちゃんの他にも、おさがりをくださったママ友もいるのですが、「いらなかったら捨てちゃっていいから」とか、「逆に、ごめんね」と一言を添えてくれていたなと。ちょっとした気遣いで、印象は全然違うものになると思います!
よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。今年6月に第三子を出産。
※『anan』2023年11月15日号より。写真・中島慶子 文・重信 綾
(by anan編集部)