至近距離からの撮影にも動じることなく、大きな瞳でカメラを見つめ返した谷口愛季さん。
「あまり緊張しない性格で、いつも安定してポジティブです(笑)。それでいて負けず嫌い。学校の体育祭でも率先して朝練したり…何かと燃えるタイプでした」
その度胸と折れない心は5歳から通ったアクターズスクール広島で育まれた部分も大きい。
「迷ったら自分から聞きに行く、自主練を大事にする…。スクールでは自分から動くことを教わりました。将来は他の道も含めて考えていたけど、やっぱりアイドルを目指したくて櫻坂46のオーディションを受けたんです」
櫻坂46は「表現力のエネルギーがすごいグループ」として前から憧れの存在だった。
「激しい曲の合間に見える悲しさ、凛々しさ。欅坂46時代の強さも印象的ですが、櫻坂46になってからは音楽のジャンルもさらに広がって…。『夏の近道』の音源を聴いたときもいままでにないくらいの明るさに驚きました。そこからどんな振りになるかな、どんなフォーメーションかなとワクワクして…。この曲でまた一つ、櫻坂46の新しい何かを拓いていけるかもしれないって」
櫻坂46ならではの一体感あるパフォーマンスはこの曲を通して三期生にも受け継がれている。
「主人公はどういう人か、どういう心境か。みんなで話し合って、世界観を共有して…。先輩方もずっと同じようにされてきたと聞いて、だから櫻坂46のパフォーマンスは力強いんだ! と思いました。一方で私は表情の硬さがコンプレックスで感情を表現しきれるか不安でしたが、同期に支えられて少しは殻を破れたかな」
これからの目標は、ポジションに関係なく輝ける人になること。
「舞台のどこにいても目を惹く存在になりたいです。私は身長が151cmとちっちゃいんですけど、激しい曲が好きで…特に『BAN』は踊っていて楽しいです!」
そして最後に…愛すべき同期生を紹介していただけますか?
「はい、いきます! まず石森璃花はみんなのおねえちゃん的存在で、遠藤理子は赤ちゃんみたいなかわいい子! 小田倉麗奈はお嬢様でときどき言うダジャレが私のツボで、小島凪紗は元気印! 中嶋優月は大人っぽい容姿なのに中身はゆるふわのギャップ系。的野美青は櫻坂オタクでファン思いです。向井純葉はピュアで、ものすごくいい子。村井優は凛として見えて意外に天然で、村山美羽はストイックかつメンバー思い。山下瞳月はツン8:デレ2のツンデレ(笑)。かっこよさのなかにレモンソーダみたいな“青春感”がシュワッとはじけるパフォーマンスを11人で届けたいです!」
とびきり鮮やかでまぶしい夏が、櫻坂46にやってくる。
たにぐち・あいり 2005年4月12日生まれ、山口県出身。櫻坂46の三期生。小柄で愛らしいルックスと、力強い表現力とのギャップが魅力。愛称あいり。
ドレス 参考商品(Kano Kuroda Instagram:@powapowa.comu) イヤリング¥12,100(Bijou R.I TEL:03・3770・6809)
※『anan』2023年6月14日号より。写真・三瓶康友 スタイリスト・コギソマナ(io) ヘア&メイク・富田土筆(TRON) 取材、文・大澤千穂
(by anan編集部)