それぞれの地元での凱旋ライブが叶ったのは、みなさんのおかげです。(鈴木)
――キービジュアルのポスターで、お二人は全裸ですね。相変わらず斬新で、ライブにも期待大です。
水川かたまり(以下、水川):地元・岡山にある雰囲気がめちゃくちゃ素敵なビルで、許可を取って撮影したのですが、お客さんがいなくなった時に服を脱いで、また着て…10回は着替えたと思います。
鈴木もぐら(以下、鈴木):無事に撮影できてよかった。
――鈴木もぐらさんの地元・千葉県旭市と、水川かたまりさんの地元・岡山県岡山市で、凱旋ライブを行うのは今回が初。どのような経緯が?
水川:ずっと地元でやりたいという気持ちはあって、それが大人の事情とか、なんとなくのタイミングで叶った感じです(笑)。
鈴木:弊社は吉本興業なんで、出身地だからっていきなりライブをやるなんて許されない(笑)。昨年初の全国ツアーで4か所回り、それを観に来ていただいた方々のおかげで、このような形になったと思います。
――凱旋ライブを訪れた際の、おすすめスポットを教えてください。
鈴木:時間を潰すなら、旭駅近くの『パールショップともえ』(パチンコ屋)。ちなみに僕は国道線沿いの『ヴィーナス海上店』でバイトしていて、そこの店長がスロットの師匠。
水川:岡山駅近くには、東京の店舗よりも全然大きい『ビックカメラ』があります。運がよければ、その横の岡山駅前商店街のご当地ヒーロー“モモキッド”にも、会えるかも。
――今回は、過去最大の2万人を動員するそうで、すごいですね。
鈴木:数がデカすぎてピンとこないね。GLAYの国内史上最大は20万人でしたっけ? 人だらけの映像を見たけど、あの10分の1でもすごい。
水川:プレッシャーに押しつぶされてろくすっぽ寝られていないんで、もうダメかも(笑)。でもこの先に、絶対に面白いものがあるはず…。
鈴木:僕はもうビジョンが見えていますけどね。
水川:共有してくれたらいいのに。
鈴木:いや見えている部分がそれぞれあっての重なり合いだから。
――空気階段さんのライブを、生で観る醍醐味を教えてください。
鈴木:好きなあの子を妄想するのではなく、実際に教室で目が合ってドキッとする感じに近いと思います。
水川:どら焼きに例えたら、いつもは普通のどら焼きだけど、ライブは、生のどら焼きが味わえる感じ。
鈴木:僕は、普通のどら焼きのほうが美味しいし好きですよ。
水川:生より普通が美味しいなんてことはない! それに生どら焼きって手に入りにくいじゃないですか。
鈴木:いや、普通に売ってるよ。
水川:…とにかくライブは、生どら焼きです!
――今号の特集のテーマにちなみ、お二人は“運命”を信じますか?
二人:(即答で)信じます!
鈴木:僕にとっては“ギャンブル運”のみ。パチンコ屋でふと台が空いて、導かれるように座ると出ることがあるけど、それはもう運命です。
水川:小学生の頃、岡山の球場に巨人戦を観に行った時、高橋由伸選手がHRを打ったんです。その10年後に僕が上京したときのこと。東急東横線の日吉と元住吉の間の、僕しか通らない細い道があるんですが、そこで、偶然に高橋由伸さんとすれ違ったんです。すごい運命。
鈴木:でもさ、由伸は今日も誰かとすれ違っているわけだよね(笑)。
水川:いや、運命です!
第6回単独公演「無修正」は、東京、札幌、名古屋、千葉、岡山、大阪、仙台、福岡の8都市を巡る全国ツアーが開催中。
ツアー詳細やチケット販売についてはhttps://www.kukikaidanokujo.com/tours2023をチェック。
くうきかいだん (左)すずき・もぐら 1987年5月13日生まれ、千葉県出身。(右)みずかわ・かたまり 1990年7月22日生まれ、岡山県出身。『キングオブコント2021』優勝。『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)に出演中。
※『anan』2023年6月14日号より。写真・土佐麻理子 取材、文・若山あや
(by anan編集部)