早見沙織 セーラースターメイカー/大気 光
人として大事なことを教わった作品です。
落ち着いた雰囲気のセーラースターメイカー/大気光を演じた早見沙織さん。
「大気さんは自分の中に一本の軸があって、ブレない人。大人の余裕があって、知的でスマートで紳士的で、でも戦う時は華麗で…。そんな凛とした大気さんの魅力を、どうにか声でも表現できたらいいなと思いながら演じました」
子どもの頃から「美少女戦士セーラームーン」を観て育ったという早見さん。まさか自分が大気光を演じることになるとは、想像もしていなかったとか。
「私にとっては、オーディションを受けられたことだけでも記念すべきことだなと思っていたんですよ。だから今もまだ夢を見ているみたいな気持ちです。こうして取材を受けたり、完成した映像を観てようやく“私の声で大気さんが動いてる!”って実感が湧いてきました。子どもの頃は変身シーンが好きで、リハーサルで変身シーンを見ただけでテンションが上がりました。セーラースターライツではタップダンスの要素が入っているのですが、それがまた新しい感じがして、嬉しかったですね。しかも3人の登場があって1つの変身シーンが完成するので、3人ならではの深い関わり合いが見て取れてかっこいいんです。アフレコでは井上(麻里奈)さん、佐倉(綾音)さんがいてくれて心強かったですし、安心感をもらいました」
「美少女戦士セーラームーン」は、大事なことを教えてくれた大切な作品。
「人として大事なことや、生きていくためのパワーになってくれるものを教えてくれていたんだなって、今になって思います。ファンの方は、ちょっと気持ち的につらい時とかに、エネルギーをもらえるんですよね。最終章は、観る側にとってもハードな物語ではあるんですけど、だからこそ私も全身全霊を込めました。幼少期にこの作品からもらったいろいろなものをここに込めて、パワーを添えさせてもらう気持ちで臨みました。ずっと応援してくださった方はもちろん、久しぶりに触れる方にも『美少女戦士セーラームーン』はずっと私たちのそばにいてくれたんだよ、と思わせてくれる作品です。ちょっとパワーをもらいに行くつもりで、最後の戦いを見届けてください」
劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」
描かれるのはシリーズ最終章〈シャドウ・ギャラクティカ〉編。平穏が訪れたはずの月野うさぎたちの世界に、宇宙全体をも巻き込む最大の危機が押し寄せる。究極の選択を迫られるうさぎは、最後に何を選ぶのか。原作・総監修/武内直子 監督/髙橋知也 脚本/筆安一幸 キャラクターデザイン/只野和子 キャスト/三石琴乃、林原めぐみ、水樹奈々、井上麻里奈、早見沙織、佐倉綾音ほか 《前編》6月9日、《後編》6月30日全国公開。
たいき・こう 学力テストで水野亜美を抑えて1位になるほどの頭脳派。3人の中では常に落ち着いていて、控えめな性格。冷静で知的だが、どこかどっしりとした雰囲気を持つ、セーラースターライツのまとめ役。
はやみ・さおり 2007年に声優デビューし、『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ役や『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー役など出演作多数。CVとして歌ったキャラクターソング「可愛くてごめん」は韓国でも人気に。
ジャケット¥80,300 パンツ¥39,600(共にdaichiogata info@daichiogata.com) シャツ¥26,400(ユートリーク info@uttrykk.com) リング、右手親指¥17,600 左手中指¥16,500(共にナナグ info@nanagu.co.jp) リング、左手人差し指¥23,760 イヤーカフ¥25,080(共にノムグ)https://nomg.jp/
※『anan』2023年6月14日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス) スタイリスト・桶田圭織 ヘア&メイク・樋笠加奈子 取材、文・尹 秀姫 撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー
(by anan編集部)