今注目の4選手とは? 「全日本バスケットボール」最終ラウンドの見どころ

エンタメ
2021.03.15
全日本バスケットボール選手権が、3月12・13日にファイナルラウンドを迎える。ベスト4に勝ち上がったのはいずれもB1リーグの強豪。天皇杯を掲げるのは!? 総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、各チームの現状も交えて見どころを伺った。

今シーズン好調の宇都宮と三河に、勢いが出てきたA東京と川崎が挑む。

「アルバルク東京は、もともと圧倒的な地力の強さを誇るチームですが、開幕前にチームから感染者が出て2週間練習できなかった。その影響で、リーグでも苦戦を強いられていますが、準々決勝を劇的な逆転で勝ち上がり調子も上向いてきたはず。さらにどこまでチーム力の底上げができているかがポイントです。対する宇都宮ブレックスは、リーグでは強豪がひしめく東地区で首位。外国籍選手を1人増やすルール変更を上手く活用できているチームがないなか、LJ・ピーク選手がキーマンかも。川崎ブレイブサンダース対シーホース三河は、世代交代の過渡期にあるチーム同士の対戦です。川崎は今年、プレースタイルの幅が広がった辻直人に注目しています。進化した辻の集大成を見たいですね。三河は、これまで金丸晃輔、ダバンテ・ガードナー両エースに周りが頼りっきりでしたが、若手が成長してエース頼みを脱却、ようやくチームとして戦えるように。昨年度、Bリーグは打ち切りになったので優勝がありませんでした。きっとどのチームも、タイトルに飢えているはずです!」

ファイナルラウンドのキーマンは誰!?

LJ・ピーク

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高さと強さ、技術もある。今以上にチームに噛み合えばもっと活躍できるはず。それをこの大一番で見せてほしい。©TOCHIGI BREX INC.

田中大貴

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準々決勝、ラスト4秒での逆転シュートなど、苦しいときに頼りにされる攻守の要。チームメイトからの信頼は絶大。

辻 直人

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スリーポイントが得意なシューターだが、今年、ハンドラー(司令塔)としてチャンスメイクするプレーが増えた。©KAWASAKI BRAVE THUNDERS

シェーファーアヴィ幸樹

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特にDFでいいプレーを見せ、攻撃的な選手を輝かせるいぶし銀の働きを23歳がやっている。まだまだ成長中。©SeaHorses MIKAWA co.,LTD.

「第96回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナルラウンド」 準決勝:3/12(金)15:00、17:30 決勝:3/13(土)14:00 会場:さいたまスーパーアリーナ NHKにて生中継。バスケットLIVE、スポーツナビでライブ配信予定。

※『anan』2021年3月17日号より。写真・Getty Images

(by anan編集部)

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