「人といる時もSNSが気になる」…漫画家Jamさんの解決策は?

エンタメ
2019.11.11
誰かと繋がっていたくて始めたはずなのに、相手の投稿に劣等感を抱いたり、トラブルになったり…。SNSにおける人と人との距離感を考察!

SNSでの絆こそ時間をかけて醸成させるべし。

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SNSが身近になるほど、こじれる人間関係。漫画家のJamさんは以前、相談した友人に、こっちが悩んでても相手は気にもせず、「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ」と言われて吹っ切れ、本書のタイトルにしたそう。そして、SNSが縁で親友と呼べる人にも出会えた。

「現実の友達作り以上に時間はかかりますが、理性や思いやりを持って接すれば、顔の見えない相手と絆を結ぶことも不可能ではありません!」

そのための心得とJamさんによる新作漫画を2作公開!

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【Jamさんと考える】“あるある”SNS CASEスタディ

人といる時もSNSが気になる…。

→目の前にいる人と、明日会えるとは限りません。
SNSが気になって視線はスマホにばかり。相手の顔を見ず、会話も上の空。「人と一緒にいる時、その場にいないことにされたように感じて、とても悲しくなります。四六時中、SNSが気になる人がそこから離れるのは難しいと思いますが、SNSは一人の時にも見られるけど、今、目の前にいる人は、明日はもう会えないかもしれません。それでも見なければいけないのか。一度、自分に聞いてみるといいと思います」

返事したり、「いいね!」したり、やることが多い…。

→SNSの“お返し文化”はスルー。
コメントにすぐに返事をしなきゃと焦ったり、フォローされたらフォローバックしなきゃいけなかったりと、“お返し”が暗黙の了解のSNS。「何かを頂いたら返す、日本ならではの“お返し文化”は好きです。でも、SNSのメッセージは、投稿した時点で相手は目的を果たしているし、フォローも見たいからするだけ。優しさや心の余裕として、返せる時や返したい時だけ、お返しも自分の都合でやってもいいと思います」

SNSで悪口を言われている気がする…。

→宛名のないものは自分宛てにしなくてOK。
タイムラインに現れた意味深な投稿や愚痴を見て、「私のことかも…」と猜疑心を抱いてしまうことがある。「スマートフォンには、自分宛てのメッセージやメールがいっぱい届きますよね。だから、スマホでSNSを見ていると、誰に対して発してるかわからない投稿も、自分宛てと受け止めやすいそう。相手にしたら『キミの話はしていない』かもしれないのに、わざわざ自分宛てにして気分を害するのはもったいない!」

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 Twitterで累計50万以上RTされた漫画を書籍化。“ここにいない誰か”に傷つかない考え方を提案。名越康文監修。サンクチュアリ出版 1100円

ジャム 漫画家、ゲームグラフィックデザイナー。コミック雑誌『Eleganceイブ』とWebサイト「Souffle」(https://souffle.life/)で4コマ漫画「まねきねこのうた」を同時連載中。新著に『にゃんしゃりで心のお片づけ。』(PHP研究所)。

※『anan』2019年11月13日号より。写真・内山めぐみ 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)

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