桜井日奈子が『ヤヌスの鏡』で二重人格役に! 鼻水垂らしながら熱演

エンタメ
2019.08.26
8月16日に配信開始したFODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』について、桜井日奈子さんにお話を聞きました。
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2つの人格に寄り添い、2人分心揺らして演じました。

「このドラマのおかげで、ドロッとした人の闇の部分を演じる楽しさを知りました。新境地を開いてくれた作品と言えるかも」

そう桜井日奈子さんが話すのは、8月16日に配信開始したFODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』。原作は宮脇明子さんの漫画で、34年前にもドラマ化され話題となった。主人公の小沢裕美(ヒロミ)は普段は気弱な優等生だが、時に凶悪な不良少女“ユミ”に豹変する。二重人格の少女をめぐるサスペンスタッチの作品で、怒涛の展開に息を呑む。

「二役を演じるということで、違いを表現するのに特に気をつけたのは、目の演技。ヒロミでいる時は目の力を抜き、ユミは意志の強さを目に込めるよう意識しました。ヒロミのほうが演じていてしっくりくると最初は感じたけれど、だんだんユミでいることのほうが楽しくなっていったんですよ。我慢ばかりで内に閉じこもりがちなヒロミが、ユミに切り替わった瞬間に解放される。大空に羽ばたく鳥になったような気持ちよさを感じました」

突如凶悪な顔に変わる二重人格者。ドラマならではの話かと思いきや、共感する部分も多かったとか。

「ユミは、おばあさまに折檻される辛さから逃げるためにヒロミが作り出した人格なんです。おばあさまに反抗するよりも、ユミという逃げ場を作るほうがラクだから。誰しも自分の感情に目を背けているところってありますよね。自分の弱さを受け入れられない人の葛藤を描いたお話なんだと思う。2つの人格に寄り添い、2人分心揺らしたので、撮影は身を削りました。クライマックスは鼻水も涙も汗も垂らしながら撮り、すべて出しきって空っぽに。そのシーンを楽しみに最終話まで見ていただけたら嬉しいです!」

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『ヤヌスの鏡』 厳格な家庭に育つ高校生・小沢裕美(ヒロミ)が、国生さゆりさん演じる祖母に閉じ込められた納戸で鏡台を見つけたことを機に“ユミ”という別人格の不良少女に変貌する。動画配信サービスFODにて配信中。

さくらい・ひなこ 1997年4月2日生まれ。「おかやま美少女美人コンテスト」でグランプリ獲得。9月27日公開の映画『任侠学園』に出演。主演映画『殺さない彼と死なない彼女』が11月15日公開。

ワンピース¥76,000(masaco teranishi/apresdemain TEL:03・6274・8533) イヤリング¥14,000(somnium/ソムニウム TEL:03・3614・1102)

※『anan』2019年8月28日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・阿井真理 ヘア&メイク・今関梨華(P-cott) インタビュー、文・間宮寧子

(by anan編集部)

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