NMB48太田夢莉「もう一生人前に出たくない…」休業中に襲った不安とは?

エンタメ
2019.04.11
山本彩さんが卒業したNMB48において、次世代エースとして注目が集まる、太田夢莉さん。休業から復帰し、心の中に宿った新たな想いに迫る。

元AKB48の渡辺麻友さんのような完璧なアイドルに憧れ、小学校6年生でNMB48の第3期生オーディションに合格した太田夢莉さん。“1万人に1人の美少女”と呼ばれ、昨年秋グループのエースを務めていた山本彩さんの卒業以降、次世代センターとしての呼び声も高い。1st写真集の購入予約を受け付けるや否やAmazonで首位を記録。今、注目の存在だ。

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「NMB48に合格してからお披露目公演まで2か月しかなかったので、加入させていただいてからは、毎日レッスン。授業が終わったらランドセルをいったん家に置きに帰って、バッグにパンを詰め込んでからレッスン場に通っていました。片道約2時間電車に揺られて、終電ギリギリまで練習しました。歌もダンスも苦手だったのでついていくのに必死でした。特に、アイソレーションというダンスの基礎的な動きを習うレッスンが苦手で、苦戦したのを今でもよく覚えています(笑)。それから、歌詞の意味を考えても、恋愛経験なんてない子供の私はぼんやりとしか理解できなくて……。テレビで見ていたアイドルの皆さんのキラキラした笑顔の裏にこんなに壮絶な努力があったなんて、夢にも思わなかったです」

パフォーマンスだけではなく人間関係とも向き合うのも、アイドルの使命。

「特に同期では、何か少しでもトラブルが起こるたびに集まって話し合いをしていた時期がありました。私たちのグループは総選挙があったり、それ以外にも新曲の選抜などで常に序列があるので、メンバーは仲間であると同時にライバル。時にはどうしても複雑な気持ちを抱くこともあるんです。当時を振り返るとしんどいことも多かったけど、あの頃、無理にでも腹を割って話して、手を取り合って乗り越えてきたからこそ、今の絆がある。同期の存在は家族同然。お互いの幸せを心から喜び合える関係なんです。彼女たちに巡り会えたことも人生の財産ですね」

アイドルとして順風満帆に見える中、昨年の1月には、いったん活動を休止。

「デビュー以降、一気に駆け抜けてきたせいか、自分でも気がつかないうちに体力も気力もギリギリのところまで来ていて…。自分を立て直す意味でも一度休むことを選択しました」

それで心が落ち着くと思いきや、そんな単純なものではなかったそう。

「NMB48に加入してからいつも周りにはメンバーやスタッフの方がいたのに、休止中はずっと一人。家で部屋にこもって、壁や天井を見つめていたら、突如、“もう一生、人前に出たくない”“人が怖い”という不安に襲われたこともありました。でも、しばらくして、3月のステージで復帰することが決まって。そこに向けて新曲のMV撮影をしたりするうちに“こんなふうにひっそり活動するくらいならちゃんと復帰したい”という気持ちが自然と芽生えたんです。実際、ステージに立ったら、メンバーもファンの方も本当に温かく迎えてくださって、感謝しかなくて。今は、人が大好き。誰かと会話をするのも、新しいお仕事に挑戦させていただくのも何もかもが幸せで、心が鬱々としていたあの頃が不思議。アイドルとして再スタートを切れました」

おおた・ゆうり 1999年12月1日生まれ、奈良県出身。ファースト写真集『ノスタルチメンタル』(ヨシモトブックス)が発売中。

ワンピース¥45,000(PINKO/PINKO JAPAN TEL:03・5778・9861) ピアス¥1,680 リング¥3,900(共にアネモネ/サンポークリエイト TEL:082・248・6226) サンダル¥7,900(R&E TEL:03・3477・5016)

※『anan』2019年4月17日号より。写真・嶌原佑矢 スタイリスト・松島 茜(io) ヘア&メイク・George インタビュー、文・石橋里奈

(by anan編集部)

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