注目俳優・工藤阿須加さんとカメラマン・熊谷直子さんの出会いが生んだときめきの瞬間。
熊谷:工藤さんには爽やかな印象がある。だからこそ、“じゃない”工藤さんを見たかった。それで、クラシカルな喫茶店の黄色い明かりの中で、しっとり撮影したかったんです。
工藤:今回、熊谷さんから「たそがれて」と指示があり、ひとりでこうした空間にいた時の感情や匂いを記憶の引き出しから出してみました。
熊谷:撮影が始まったらすぐスイッチが入り、元気で明るい工藤さんから色気が出てきて。
工藤:色気がないと自覚してるので意外! 色気は僕の課題ですが、無理に出そうとして出るものではないので、年を重ねるごとに、自然と深みや色気が滲み出てくる男になりたいですね。
熊谷:もう、これまでの経験が色気という魅力として表れてますよ。それと、目がすごくきれい。吸い込まれそうでした。まなざしが汚れてないのは、心が美しいから。
工藤:それは、目の色素が薄いだけです(笑)。
熊谷:こちらの懐にすっと入ってきてくれて、どの現場でも愛されるだろうなとも思いました。
工藤:僕、人が好きなんです。中古の一眼レフで写真を撮っているのですが、その対象も人ばかり。僕が撮られる時に「キメ顔で」と言われると、ないのですごく困る。だから、撮る時は、何気ない一瞬を収めたくて、隠し撮りっぽくすることも。写真には、話しただけじゃわからない、その人自身が強く出るので、すごく面白いですね。
熊谷:写真には、撮影する人自身の内面も投影されるといわれています。いつか工藤さんが撮影した写真を見てみたいなあ。
工藤:いつかお見せできるといいですね。
くどう・あすか 1991年8月1日生まれ。埼玉県出身。2012年、俳優デビュー。出演作に『家売るオンナ』『海月姫』など。現在、ドラマ『未解決の女』に出演中。
ガウン¥37,000 シャツ¥27,000 パンツ¥23,000(以上ステュディオス×08サーカス/ステュディオス 原宿本店TEL:03・6712・5980) その他はスタイリスト私物
くまがい・なおこ パリで写真や芸術を学ぶ。ポートレートを中心に活動し、『月刊 二階堂ふみ』、杉咲花の『ユートピア』などの撮影を担当。自身の写真集に『赤い河』がある。
※『anan』2018年5月30日号より。スタイリスト・壽村太一 ヘア&メイク・勇見勝彦(THYMON Inc.) 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)
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