――三浦さんがシットキングス(シッキン)と共演したいと思ったきっかけは何でしたか?
三浦:すごいダンスユニットがいるという噂を聞き、クラブのショーを見に行ったんですよ。ダンスのうまさはもちろんだけど、4人はすごく仲がいいし、家族のような空気感がいいなぁって。それでNOPPOさんに『Inside Your Head』(2008年リリースのシングル)のMVに出演していただいて、続いてのイベントは全員一緒に出たんだよね。
shoji:オファーをいただいたときは、ワオ! 僕らが昔から憧れていた大知君と共演! そこに行っていいんですかー、って、相当興奮しました。
Kazuki:知り合う前はめちゃライバル視していたんですよ。オレらはアンダーグラウンドで頑張るから、メジャーでどうぞ、って。でもいざ会ってみたら、ヨロシク~、と一瞬で気持ちが変わった(笑)。
三浦:そうだったんだ(笑)。
NOPPO:大知は接し方でもなんでも、すごくダンサーを尊重してくれるんですよ。“アーティスト”という感じがしない。友達同士の感じなんです。
シッキン一同:そうそう。
Oguri:アーティストから振付をもらう経験も、大知がはじめて。普通はダンサーが先に振付して、後でアーティストさんに憶えてもらうんですが、大知のリハーサルは、本人がいないと始まらない。現場でコミュニケーションがたくさん取れるのが楽しくて。
kazuki:しかも上手な振付を持ってくるんだよね。
Oguri:自分で振付するときも、“あ、やべえ、大知の影響を受けちゃってる”って思うこともよくある。
三浦:それは僕の作戦にまんまと引っかかってる! 実は先にみんなのエッセンスをいただいているんだよ。あれ、似てる? と感じるのは、もともと4人の振りだったりするよ。
Oguri:マジで!? 巧妙すぎる(笑)。とはいえ、大知のフィルターを通して作られているので、新鮮に感じるな。
三浦:出会って10年近く経つけど、会うたびに4人それぞれが刺激を持ってきてくれるチームだよね。どこの世界でも、メンバーが固まると多少マンネリ化することがあるけど、シッキンにはそれがない。そういう関係があるから楽しいし、一緒に踊れる喜びを感じるんです。
――三浦さんの作る振付は、やはり歌を第一に考えたものなのでしょうか?
三浦:歌のためのダンス、が大前提ですが、その感覚が彼らと似ていると感じています。普通は、いい意味でも悪い意味でも、ダンサーによって聴いている音が全く違うと感じるのですが、4人とは感じているものがとても近い気がします。
shoji:普通、昔作った振付の曲を踊ると、“この感じ、ちょっと恥ずかし~!”って感じることがある。でも、大知が振り付けた曲って、振りが古いと感じたことがないんですよね。毎回、その時どきの新しいエッセンスが入っているのに、古くならない。それってすごいことだと思う。
Oguri:ベーシックなことを大事にしているからかな。基本がなくて中途半端な振付だと、踊っていても楽しくない。大知の振りは、いつ踊っても古さを感じないんだよね。
三浦:おおー。ここはぜひ詳しく書いておいてくださいね。
シッキン一同:(笑)
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