“気持ちを深め合う”力:「相手が好きな世界」を知って、歩み寄る姿勢。
気持ちを深め合う機会は、恋愛初期の頃はけっこう多くあります。どこかへ二人で食べに行って「あ、すみません。茶碗蒸しください」と言ったら「あ、私もそれ食べたかったんです」と言われて、二人でジーンとしたりする。「まだよく知らない相手を知っていく段階」って、気持ちを深め合う機会の宝庫なんです。
でも、本当の意味で気持ちを深め合えるのって、互いにとって「不都合な自分」が出てきた時なのです。
よくある例が、彼の方がインドア派で、彼女の方は休日こそ外に出たい。「いや、私はこうだから」と強引にならず、そういう時こそあえて一歩引いて、彼の世界を知ろうとしてみるのが大事。「そのゲームのことはよくわからないけど、夢中になったあなたは小学生みたいでかわいいね」とか。人は自分が好きな世界を好きになってくれた人に恩義を感じます。そして、そんな人のために自分の好きを譲りたいとも思い、相手の好きな世界に染まりたい、と願ってもらえます。
“快楽を昂め合う”力:適度な緊張感、尊敬。そして体づくり。
アンアンの読者ならよく聞く話だと思うのですが、セックスレスってすごく身近にある話なのです。でも、恋愛と性生活って切り離せないものでもあるし、やはりとても大切なもの。そういう意味で、快楽を昂め合う力も、長らく一緒にいる恋人との間でこそ大切な話です。
いつまでもお互いに性的な魅力を感じ続けるために必要なのは、適度な緊張感と、相手を尊敬する気持ち。ラブラブだとどうしても「距離を縮めること」を重視しすぎてしまいますが、あえて「離れているからこそ会いたい」と感じ合うことも大切。
あと、最近のフィットネスブームのように、適度に筋トレをして自分の体を魅力的に保っておくことも必要です。筋トレのもう一つの長所は、「汗とともに多少モヤモヤしていることがさっぱりする」という心の浄化作用もあることです。ずっとモヤモヤを溜めてしまっている人は表情も暗いものになり、性的魅力も半減。体をつくって磨きをかけるチャレンジをぜひしてみてください。
“結婚を引き寄せる”力:相手が持っている価値観を尊敬し、応援できるか?
結婚は恋愛のひとつの完成形であるのと同時に、「生活を共にしていく」というパートナーシップのスタートになります。良い結婚に巡り合うためには「誰かにやってもらえる夢見る理想」ではなくて、自分なりに理想というものに対してどう現実的に距離を詰めてきたのかが大切になります。
男性も「この人はこうやって生活を楽しんでいるんだ。いつも友達との会話で盛り上がっているだけじゃなくて、自分だけの大切な時間も持っているんだ」という人に心惹かれ、「一緒に生きていきたい」と願います。「結婚」という一生に関わる契約をする時に、相手が「何の価値を大切にしている人なのか。そしてその価値観をパートナーとして尊敬できるのか」が重要になります。ですから、普段から自分や他人の価値観を知っておくこと。「生きていくうえで私は何を大切にしていて、私が接している人たちは何を大切にしているのだろうか」と興味を持ち、話し合う機会を持ってください。
“長く続かせる”力:相手をひとりの他人として「違い」を尊重する。
秘訣は一言で「距離感」です。日本社会の恋愛とか結婚文化って、どうしても「何も言わずに察してくれる」というコミュニケーション形態が美徳とされてしまっています。ですから、どちらか一方が相手に甘えて、もう一方がしっかりしているカップルの形態が多くなる傾向が。
もちろん愛情が続く限りその「甘え」も嬉しく感じられるのですが、ふとした時に「あれ、なんで私こんなことやっているんだろう」と疑問に思ってしまうことも出てきます。その時は、ちゃんと伝え合うこと。そして、仲直りするためのルールを持ってほしいのです。「私が言っていることが100%正しいわけではないことはもちろん知ったうえで話したい。そして、私は指摘する以外のところで、あなたをとても尊敬していることは忘れないでほしい」と、ひとりの他人として相手のことを尊重してください。「なんでこれもできないの? バカなの?」という態度で接するのは「他人」との正しい距離感ではないのです。
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