Q.1 次のうち、猫に与えてはいけないものは?
【1】ニンニク【2】チョコレート【3】生イカの内臓
Q.2 猫の3歳は、人間だとおよそ何歳?
【1】8歳【2】18歳【3】28歳
Q.3 猫の適正体重の基準は、何歳の時の体重?
【1】8か月【2】1歳【3】3歳
Q.4 暑さに強いといわれる猫。熱中症の心配は…?
【1】いらない【2】いる
Q.5 次のうち、猫が食べると危険な植物は?
【1】ユリ【2】ポインセチア【3】ポトス
それでは正解と解説です!
A.1 【1】【2】【3】すべてダメです。
玉ねぎがNGなのは有名な話。それは、アリルプロピルジスルフィドという成分が貧血や下痢などを発症させることがあるから。「この成分がニンニク、長ネギやニラにも含まれます」(東京猫医療センター院長・服部 幸先生)。チョコレートで危険なのはテオブロミンとカフェイン。「過剰摂取により急性中毒を起こし、最悪、死に至ることも…」(かまくらげんき動物病院院長・石野 孝先生)。生イカの内臓の場合、チアミナーゼがビタミンB1 を壊してしまう。「長期間にわたり大量に食べると、ふらつきなどの症状が。チアミナーゼは熱に弱く、しっかり火を通せばいいのですが、イカは消化が悪いので与えすぎないように」(服部先生)。ほうれん草やブドウなど、選択肢以外にも危険な食べ物は多数存在。「はっきり安全だとわかっていないものを与えるのはやめましょう」(石野先生)
A.2 【3】2歳までは猛スピードで成長します。
猫の成長のスピードは、ライフステージによって異なり、生まれてから半年で人間の約9歳にまで成長。1年で人間の17歳、2年で23歳に。3年経つと1年ごとに4歳分年を取り、3歳で28歳、4歳で32歳…となる。「11歳から“中年期”が始まります。動きが遅くなる等の老化現象が現れるので、キャットタワーを低くするなど、対応が必要です」(服部先生)。ちなみに日本ペットフード協会によると、’16年の猫の平均寿命は15.04歳(人間の約76歳)だそう。
A.3 【2】1歳の時の体重が目安になります。
「猫によって体格が違うため、適正体重を一概に言うのは難しいのですが、目安は1歳になった時の、よけいな脂肪がほとんどついていない数値。適正体重から肥満ラインもわかります」(石野先生)。肥満ラインは、「1歳時の体重×1.15」で計算。適正体重から15%以上太っていたら肥満ラインオーバーということ。もし、1歳時の体重がわからなければ、猫の体を観察することでも太りすぎかどうかわかる。「体を触ると背骨や肋骨が確認できない、体全体に厚い皮下脂肪があり、上から見た時に腰のくびれが見えず、顔まわりに脂肪がついていたら、太りすぎ。肥満は病気リスクを高めます。減量食に替えたり、獣医師に相談したり、対策を」(服部先生)
A.4 【2】猫も熱中症にかかります!
家猫の祖先はアフリカの砂漠で生きるリビアヤマネコといわれており、暑さには比較的強い。「ただ、猫は汗をかけないため、体温を下げるのが苦手。体温が41℃を超えると体内の機能が正常に働かなくなり、とても危険です。息が荒く、舌を出して『ハッハッ』している、体がいつもより熱い、ぐったりしている、痙攣を起こしているなどの症状があったら即、動物病院で受診を」(服部先生)。近年の猛暑ぶりを考えたら、猫の熱中症リスクも高いのだ。「猫がひんやりした場所で寝転がっていたら、エアコンをつけましょう。室温は、28℃が目安。クールマットを使うのも手。また、脱水防止に部屋のあちこちに水を用意しましょう」(石野先生)
A.5 【1】【2】【3】危険な植物は200種類以上とも!
ユリは、猫にとって最も毒性の強い植物のひとつ。「花そのものだけでなく、葉、茎、花粉、場合によっては、ユリを活けた花瓶の水を飲むだけで、中毒症状を招くことも」(服部先生)。チューリップ、スズラン、ヒヤシンス、アロエなどの植物もダメ。「ポインセチアやポトスは皮膚炎を引き起こすことがあります」(石野先生)。これ以外にも、猫にとって危険な植物は200種類以上あるといわれ、まだ毒性がはっきりしていないものもあるので、細心の注意を!
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