
「timelesz project -AUDITION-」への参加をきっかけに、多くの注目を集めた山根航海さんにインタビュー。自身初となるデジタルミニアルバム『VV』に込めた想いを聞いた。
やっぱりアイドルとしてステージに立ちたい
「timelesz project -AUDITION-」に参加し、確かなダンスの実力と明るいキャラクターが広く知られるようになった山根航海さん。オーディション後は、事務所に所属せずソロ活動をスタートさせる道を選んだ。
「僕はこだわりが強く、敷かれたレールを進むよりも、自分で道を切り開きたいタイプ。もちろんいろんな方に助けていただきながらですけど、ソロでやっていこうと決めました。活動のスケジュールをゼロから組み立てることから始まり、今日の衣装や髪型のレファレンスも自分で探しました。大変ですけど、幸せです」
初のデジタルミニアルバム『VV』でも、プロデューサーらと共に会議を重ね、表現したいイメージを8曲に落とし込み、完成させた。
「お気に入りの一曲は『忘れちゃえ』。これまでにないロック調のサウンドで、ライブでみんなとジャンプしたりタオルを回しながら歌いたい! 初めてバラードにも挑戦したこのアルバムは、たとえるなら、1曲目のインストが前菜で、メインがきて、ドルチェで〆て…、といろんな味を楽しめる“フルコース”のような一枚です。メインにあたるリード曲の『Mask Off』は、セクシーなダンスを見せたくて作った曲で、仮面を外してありのままの素顔の自分でいてほしいというメッセージを込めています。最初はサビを裏声で録ったんですけど、その歌い方は伝えたいことと少し違う気がして。地声でバーンッと当てるように歌ったほうがササると思って変えました。振り返ると、ダンスはずっと習ってきたけど、以前所属していたグループでも一曲丸々一人で歌ったことはなくて。最初は、感情を込めて歌うことへの恥ずかしさもありました。でも、歌の表現力を上げなければと思い、かなりの頻度でボイトレを受けています」
今作では作詞にも初挑戦。タイトルの「みんなへ」は、ファンをそう呼んでいることに由来する。
「オーディション直後は何も考えられなかったんですけど、やっぱりアイドルとしてステージに立ちたい。そう思えたのは、みんなのおかげでしかなくて。『また歌って踊る姿が見たい』『いつまでも待っているから』『自分のペースでいいからね』と、温かい声の一つひとつが、当時の僕にとっては天からのお告げというか、キラキラと降り注いできたように感じられたんです。そのことへの感謝を綴り始めたらどんどん言葉が溢れ出てきて、作詞はまったく苦戦しませんでした」
最後に憧れのロールモデルは?
「嵐さんが一生の目標です。今ピアノを練習中で、それも二宮(和也)さんが国立競技場でピアノ弾き語りの『虹』を歌っているのを見て感動したのがきっかけ。笑顔の連鎖を作ってきた嵐さんのように、『山根航海を見ると笑顔になれる』と思ってもらえるアイドルになりたい!」
Profile
山根航海
やまね・わたる 2001年10月5日生まれ、山口県出身。'25年、配信シングル「メロい」でデビュー。7月4日、ヒューリックホール東京でライブ「MOVE」を開催。自身初のミュージカル『ケロロ軍曹』が9月18日より上演。
information

『VV』
デジタルミニアルバム。タイトルはダブルピースのイメージと、VとVを繋げるとWataruの頭文字“W”に見えることから。初挑戦のバラードを含む全8曲を収録。デジタル配信のみ。
写真・小笠原真紀 スタイリスト・青山凪咲 ヘア&メイク・大島千穂 取材、文・小泉咲子
anan 2502号(2026年7月1日発売)より
































