文/永嶋恵美子
美容室に来る前は避けてほしい! 現役美容師のリアルな本音3つ
アイロンまたはブロー後の綺麗な状態のヘアスタイルで来ること
本来クセのある方がクセを直した状態で来てしまうと、カウンセリング時にどういうクセがあるか、どういう毛流れがあるか見分けがつきづらい場合も。あえてそのままの状態で来てもらった方が、美容師側はクセや毛流れの見分けがつきやすくなり、スムーズにカットをすることができます。
とはいえ「クセが強すぎてアイロンしないと外出できない」という方は、アイロンしない状態がストレスになってしまうこともあるでしょう。その場合は、遠慮せずクセを伸ばしてからご来店ください。
アイロンまたはブロー後の綺麗な状態だと美容師が困る! ということではありませんので、あくまで頭の片隅に入れておいてもらえると嬉しいです。
ロング丈以外のスカート、アクセサリーのつけっぱなし
美容室に行く際の服装として、「パーカーを避けた方が良い」ということはよく言われる例のひとつでしょう。実は意外にも、スカートも避けた方が良いファッションの一つです。
足首くらいのロング丈なら問題ありません。店にもよりますが、美容室にある鏡は大きいサイズである場合が大半。脚をきちんと閉じておかないと、鏡に反射してスカートの中が見えてしまう恐れがあるので、気をつけた方が良さそうです。
また、アクセサリーは来店時に美容師側から外してもらうようご案内することが多いのですが、稀にお客様から「そのままで良いです」と言われることも。この場合そのまま施術に入るのですが、”引っ掛けたり汚さないか心配”というのが本音です。
ピアスに関しては、カット時に髪を梳かす際にどうしても当たってしまいます。ピアスに当たらないように優しく梳かしながらカットしていると中の髪をカットしづらいこともあるため、できるだけ外してもらえると嬉しいです。
直前のキャンセル、遅刻、無連絡
これは全国の美容師が切実に困ること、避けてほしいと思うことNo.1でしょう。当日間際のキャンセルに関して、緊急時、体調不良、交通機関の遅延などはもうしょうがないと思っています。ですが、お客様からの連絡なしの状態だと、ご来店されるか、されないかの判断がつかず、美容師側としては行動のしようがなくて困ってしまいます。
美容師は接客業ですので、お客様優先です。休憩もご予約が入ってない時間や隙間時間に取ることが多く、”12時になったら休憩” というような概念がありません。もしキャンセルの連絡があったら、この時間に休憩や他の仕事を済まそうと計画を立てられるのですが、連絡なしの場合はそうもいきません。本当に困ってしまいますので、キャンセル、変更などはわかり次第ご連絡頂けると助かります。
いかがでしたでしょうか。美容室に来店される際は、ぜひ一度この記事を思い出して参考にしてみてくださいね。
©buritora/Adobe Stock ©One/Adobe Stock
筆者情報
永嶋 えみこ(Instagram@nagashiii_arrange)
Droog 美容師。サロンワークからヘアメイク・ファッションに興味がありご自身でも簡単に出来るスタイリング・ヘアアレンジを提案していきます。