40代で最高の肌を目指せるよう地道なケアに取り組んでいます。
元々それほど美容に興味がなく、18歳まではなんとおしぼりで顔を拭いていた! という驚きの過去をカミングアウトしてくれた安本彩花さん。
「美容に関心を持ったのはここ3年くらいのことなんです。病気の治療で抗がん剤を使っていた頃、肌質が変わってしまったのか、シミやニキビが増えてしまって。それで、お肌を改善したいと思って試したのがサウナ。汗をかいてデトックスしているせいか、2か月ほどで内側からのツヤを感じられる肌になってきました。肌そのものが元気になっているんだなと実感できて、美容の楽しさに目覚めたんです。それまでは、お風呂上がりにパパッと化粧水だけ塗って、髪の毛も乾かさないようなタイプだったんです(笑)」
一度ハマると、とことん追求する安本さんは、美肌スペシャリストなどの美容の資格も取得。正しい知識を勉強することによって、スキンケア方法も変わってきたそう。
「美肌のためには、高い美容液よりもまずは洗顔の見直しを! しっかり泡立てて、摩擦を起こさないようにやさしく洗うようになって、鼻の黒ずみも気にならなくなってきました。肌そのものがキレイに変化すると、ファンデーションに頼らなくても、頬の高い位置にハイライトをさっとはらうだけで、その反射で瞳までも輝いて見えるように。涙袋を盛るよりも、ツヤのある健康な肌があれば、メイクの幅も広がる気がします。こうやって美容を楽しめているのも、3年間、地道にスキンケアを継続して作り上げてきた肌のおかげだと思います。お肌がキレイだなと憧れるのは、安達祐実さん。私も40代になった時に完璧なお肌でいられるよう、これからもケアを頑張ります!」
Ayaka’s Beauty Life
成分好きでスキンケアオタクと自称する安本さんが、いつも持ち歩いているメモ帳。「美容について化学的観点から解説している本で勉強したことや、いろいろな成分の特徴、使ったアイテムの感想などを書きとめています。使い込んでボロボロなのもお気に入り(笑)」
ポーチの中、見せてください!
「ミニマリストなので、厳選したものだけをポーチイン。サウナに行くことが前提なので、スキンケア一式はマスト。普段から〈ソフィスタンス〉のスターターセットを愛用しています。紫外線対策には〈shushupa!〉のUVスティックが◎。持ち運びにも便利です。〈イプサ〉のスティック状美容液は目の下の乾燥や小ジワ対策に。〈ヴァセリン〉のリップは保湿力が最高です」
Ayaka’s Beauty Rules
1、“洗う”ケアを重視。
「洗うケアを見直すことで、肌が変わりました。洗顔は、しっかり泡立てて摩擦レスが大切。週に1回はバリア成分を取り除きすぎないクレイ洗顔で、古い角質をオフしています。クレンジングはオイルを使用。オリーブオイルなど自然由来のものはしっとりした洗い上がりに」
2、好きなものを食べたらそのぶん調整。
「以前は、サラダチキンしか食べないような極端なダイエットをしまくっていて、倒れたことも…。今は好きなものを食べるけど、そのぶん筋トレをする、麺類を食べたらお水もたくさん飲むなど、無理なく調整できるルールを決めています。自己嫌悪に陥ることもなく、メンタルもキープ」
3、継続こそ大事!
「一度で変わる魔法のような方法ではありませんが、泡洗顔や化粧水をつけたらハンドプレスでしっかり浸透させるなど、毎日の地道なケアを3年間続けたら、本当に肌が変わりました。たとえ三日坊主になってもまたスタートすればいいし、続ければきっと肌は応えてくれるはずです」
やすもと・あやか アイドルグループ「私立恵比寿中学」メンバーで、出席番号は5番。作詞作曲を手がけたり、美肌スペシャリストやサウナ・スパ健康アドバイザーの資格を取得するなど多才。
※『anan』2023年1月25日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・岡井美絹子