体が細い人の「何もしてない」は嘘♪ 日常の隙間に“筋トレタイム”を

2017.1.29
筋肉をつけるのがダイエットには必須! とわかっていても筋トレは続かない…。そんな人はワンポーズグセを覚えよう!
ダイエット
ダラダラ時間のお供に内側筋トレ。キャミソール¥7,600 ボトムス¥9,500(共にスリア/スリア銀座店TEL:03・6226・5200)

ある程度カラダを鍛えて実感を得たいけれど、キツいのはイヤ…というのが女子の本音。

「そんな人におすすめなのが、カラダの内部にあるインナーマッスルと、内ももなどカラダの内側の筋肉を鍛えるという2つの内側を狙った“内側筋トレ”。骨を支える役割などを担っているインナーマッスルは、エネルギーを燃やす力が大きいため、鍛えると効率よく基礎代謝がアップ。一方、内ももや二の腕の内側は、普段使わず脂肪がつきやすい部位。ここを鍛えると見た目の求心力が上がり、グッと引き締まって見えます。しかも、脱力系の動きでもOK」(ピラティストレーナー・千葉絵美さん)

メイクを落としながら…足指タオル掴みで筋肉復活。

内側筋トレは、使えていない筋肉を目覚めさせるもの。「その入門編として取り入れてほしいのが、足指の間の筋肉にスイッチを入れる動作です。ここは意識しないと動かさない筋肉の最たる部位。自分の意思と足指が連動するように訓練して、筋肉が起動する感覚を掴みましょう。代謝アップにもつながります」

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フェイスタオルを端から端まで足指でたぐり寄せる。指をバラバラに動かすと◎。タオルを指で持ち上げるとなおヨシ。

ホームで電車待ちのときは、見られていることを意識する。

待ち時間など立ち止まったときに行いたいクセがこれ。「街中では、常に誰かに見られていると意識。頭を1cm引っ張り上げられているイメージで立つと、姿勢がシャンと美しくなります。また、脚は内ももを締めるように力を入れて。これで使われていなかった筋肉が活性化して、痩せスイッチがオンに」

テレビのCM中は…内ももを刺激!

短時間で内ももを引き締めて、細見えを狙う作戦がコレ。「太ももは外側に硬い筋肉があるため、そこが鍛えられてしまいがち。でも、外側に筋肉がつくと、脚が太く見えたり、O脚になってしまうことも。一方、ももの内側を鍛えれば、ほっそり美脚になれるんです。CMに入ったら、テレビの前に寝そべって!」

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左腕が下になるように横になり、左肘を肩の下に置き、右手のひらを床につける。右脚は伸ばし、左脚は曲げる。お尻と左脚を浮かして3秒キープ。右脚は足の甲の内側の側面のみで体重を支える。逆も同様。

読書をしていて一息つくとき…床に座って、腹横筋を強化。

脂肪燃焼を促すインナーマッスルを鍛えるトレーニング。「ターゲットは、お腹の深部をコルセットのように囲っている腹横筋。大きな筋肉のため、ここを鍛えるとエネルギーを燃やす力が効率的に上がるということと、ウエストのくびれにもつながるという2つの効果が期待できます。お腹にグッと力を入れて」

食事の後には、後ろ手合わせで二の腕を締める。

あまり使わずたるみがちな二の腕をすっきりシェイプ。「ここは外側を鍛えるとマッチョに見えてしまいますが、内側を鍛えれば一転ほっそり。上半身を華奢に見せる秘策となります。椅子に座るシチュエーションがあれば仕事の合間でも実践OK。見た目はラクそうですが、それ以上に効いている感覚が持てるはず」

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椅子に腰かけ、腕を真っすぐ伸ばしたまま、後ろに少し振り上げる。肘を曲げずに手のひら同士を最大限に寄せて、3秒キープ。
千葉絵美さん ピラティストレーナー。「スタジオ エミ 銀座スタジオ」が近日移転。
アメリカ発の体幹トレーニング器具“ダビンチボード”を使ったレッスンも人気。
http://www.studio-emi.jp/

キャミソール¥7,600 ボトムス¥9,500(共にスリア/スリア銀座店TEL:03・6226・5200)

※『anan』2017年2月1日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・高松由佳(steam) モデル・近藤ルーシー 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)