宮世琉弥×原菜乃華「いい意味でお仕事という感覚がない」 『恋わずらいのエリー』で3度目の共演

2024.3.19
学校イチの人気者オミくんと、彼との妄想を密かにSNSに綴るエリーが織りなす胸キュンラブストーリー、映画『恋わずらいのエリー』。これが3度目の共演の、宮世琉弥さんと原菜乃華さんがW主演を務めます。

注目の若手俳優2人が恋のときめきと成長を表現。

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左・宮世琉弥さん、右・原菜乃華さん。

――役について教えてください。

宮世琉弥さん(以下、宮世):オミくんは“ウラオモテ”王子で、裏ではかなりのツンデレで。僕にとってはこれが初めての王道のラブストーリーなので、ツンデレの引き出しがなかったんですけど、ツンデレな監督から技を盗みまくりました(笑)。

原菜乃華さん(以下、原):エリーはピュアなところが魅力です。人からのアドバイスも素直に受け止めて、彼女なりに実践しながら引きこもりがちな性格を変えていきます。エリーの成長は、完璧に見えて実は努力しているオミくんの姿に、背中を押してもらっていた部分も大きいと思います。

宮世:エリーは、徐々に自分の気持ちを伝えられるようになっていくよね。オミくんも成長していくし、そうやって自分の殻を破って変わっていく二人に学ぶところも多かった。そういうところも含めて、年代に関係なく共感していただける部分があるので、学園ラブストーリー作品は観に行きにくいと感じる年代の方も、楽しんでいただけます!

原:エリーは勇気を出して「一緒に帰りたいです」とか、想いを一生懸命伝えるんです。年齢を重ねるにつれて気持ちをストレートに伝えられなくなる…という人も、この映画を観たら、キュンキュンする感覚を取り戻していただけると思います。

――今作が3度目の共演ですね。

宮世:最初の共演から、原さんはすごくお芝居が上手くて! 役に入り込んでいる原さんに、何だか吸い込まれるような感覚があるんです。

原:嬉しい! 私は宮世さんとやっていると、すごく安心できます。お芝居のパターンを変えてもすぐに対応してくださるから、ちゃんと見てくださっているのがわかるんです。

宮世:原さんとはもう、いい意味でお仕事という感覚がない!

原:私も。初めての方だと「ここまで近づいたほうがお芝居しやすいけど、大丈夫かな…?」って思うけど、宮世さんには気兼ねなくいけました。けど、誰にでもフレンドリーなムードメイカーの宮世さんも、急に静かになっちゃったことがあって。

宮世:オミ軍団とのシーンね。さすがの僕も、女の子11人に囲まれたら人見知り発揮します(笑)。

原:余裕のある普段の感じとのギャップがかわいらしかったです。

宮世:原さんは、話し出すと止まらないところが素敵だなと思った。

原:絶対に思ってないですよね!? 「わかる~」って言いながら、聞いてなかったの、バレバレですよ(笑)。

――エリーは、オミくんが彼氏だったら…とたくさん妄想しますが、お二人は妄想をしますか?

宮世:僕は『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公だったら、自分のスタンドになんて名前をつけようかなとか考えてるうちに寝落ちしてますね。

原:私は、現実より妄想の世界にいるほうが多い日もあるくらい。ほら、甘いものとしょっぱいものって、交互だったら永遠に食べ続けられるじゃないですか。

宮世:これは、原さんの話が止まらなくなる流れだな(笑)。

原:それぞれでおいしくて、一緒にしてもおいしい組み合わせって何だと思います? ポテトチップとケーキは違うし…。

宮世:はい、チャンチャン! …『anan』とかけました。

原:現場でもよく韻踏んでて、上手くいくとドヤ顔してたよね(笑)。

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『恋わずらいのエリー』 さわやか王子・オミくんとの妄想をSNS上でつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリー。しかし、彼には裏の顔があった。共演に西村拓哉、白宮みずほ、藤本洸大、綱啓永、小関裕太ほか。3月15日全国公開。Ⓒ2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社

みやせ・りゅうび 2004年1月22日生まれ、宮城県出身。’19年の俳優デビュー以降、ドラマ『君の花になる』『パリピ孔明』などに出演。4月10日、Ryubi Miyase名義でデビューアルバム『PLAYLIST』をリリース。

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はら・なのか 2003年8月26日生まれ、東京都出身。’22年、映画『すずめの戸締まり』で主人公に選ばれる。’23年、映画『ミステリと言う勿れ』や大河ドラマ『どうする家康』などに出演。公開待機作に『【推しの子】』。

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※『anan』2024年3月20日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・徳永貴士(SOT/宮世さん) 山田安莉沙(原さん) ヘア&メイク・礒野亜加梨(宮世さん) 馬場麻子(原さん) インタビュー、文・小泉咲子

(by anan編集部)