甘~い小倉トーストも! 名古屋で愛される“モーニング”を味わえる名店5選

2023.10.24
名古屋の朝といえば、モーニング。小倉トーストも濃ゆいコーヒーも…地元で愛される満腹モーニングをご紹介します。

名古屋の朝といえば、やっぱりモーニングが食べたい! 今回の取材先で出会った常連さんいわく、「朝は濃ゆくて苦めのコーヒーを飲み、甘~い小倉トーストを食べてシャキッと目覚めるのが名古屋人」なのだとか。ワンドリンクの注文でお腹いっぱい食べられる“これぞ、名古屋!”な朝ごはんから、ドリンク代にいくらかプラスし、いろいろなメニューの中から選んで食べられるお得なセットまで、近頃はモーニングの幅が広がっているのも注目ポイント。それこそ、小倉トーストだけでなく、和食やカレーを楽しめるところもあり、連泊しても朝ごはんに飽きる心配はご無用です。なんと朝からビールが飲めるところも…!? 名古屋でいただく満腹モーニングが、楽しい一日の始まりをお約束します!

【名古屋駅南】BUCYO COFFEE(ブチョーコーヒー)

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あんこ×きなこ×ミニソフトのカッと目覚める甘々モーニング。
生粋の名古屋人のご家族が営む人気店。名物は北海道産の特級小豆を使い、オーナーのお母さんのレシピで仕上げた小倉あんと、直火焙煎で旨味を引き出した手作りきなこ。このきなこを使ったバターと小倉あん、生クリームが一緒にのった「小倉&きなこバタートースト」は、あんこもきなこもすっきりとした甘さだから、ペロリと完食間違いなし。お客さんに「こんな深煎り、飲んだことがない!」と驚かれるほど深い味わいのコーヒーをすすりながら食べるミニソフトも格別。

コンプリートモーニング¥1,100。ドリンク代のみでバタートーストが付くセットや小倉トーストセットなど様々。

名古屋市中村区名駅南1‐10‐9 山善ビル1F TEL:052・582・3780 7:15~17:00(モーニングは10:30LO) 無休

【那古野】yoake(ヨアケ)

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顔がほころぶ小倉トーストとコクのある豚汁にファン多数。
小学校の給食室を改装し、同じ建物内に入る企業などの“食堂”的な存在でもある『yoake』。モーニングでは、和洋選べるのが嬉しい。小倉トーストは、名古屋の人気おはぎ店『ohagi3』の無添加の粒あんを使用。甘さ控えめなので、付属の自家製きび糖シロップを足しても◎。具だくさんの豚汁は名古屋らしくキリッと濃い味つけ。豚汁には雑穀ご飯、または炊き込みご飯のおにぎり2個としば漬けが付いて、もう満腹!

おにぎりと豚汁setはドリンク代+¥350、小倉トーストは+¥500。オーガニック抹茶ミルク¥690も選べる。

名古屋市西区那古野2‐14‐1 TEL:052・526・2288 8:00~20:00(モーニングは11:00LO) 不定休

【名古屋駅西】喫茶モーニング

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のんびり起きた朝の行きつけは、“一日中モーニング”の喫茶店。
店名“モーニング”の通り、朝8時のオープンから閉店ラストオーダーの午後3時まで頼めるモーニングセットが看板メニュー。なかでも、万人受けする優しい味わいのバターチキンカレーは、さらに茹で卵、ヨーグルトが付いて、しっかりめの朝ごはん(またはブランチ)を食べたい人にぴったり。自家焙煎のコーヒーは、サステナブルな環境で育てられた豆を厳選。フルーティから深煎りまで、お手頃でおいしい一杯をいただける。

カレーセットはドリンク代+¥250、他にドリンク代のみのバタートーストセット、+¥200の小倉トーストセットもあり。

名古屋市中村区則武2‐32‐4 TEL:052・451・2800 8:00~15:30(15:00LO) 火曜休

【高岳】喫茶キャラバン

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老若男女の名古屋っ子が愛する“喫茶メシ”モーニング。
1981年創業の昭和な喫茶店。創業時から「ただの喫茶店ではない本格的な味」が人気となり、今は2代目のマスターがその味を進化させている。遠方からもやって来るお客さんのお目当ては、バタートーストにサラダ、目玉焼き、焼きうどんか焼きそばのどちらかが日替わりで付き、熱々の鉄板で出される唯一無二のモーニング。ドリンクは特濃ミックスジュースやクリームソーダ、生ビール(!)まで選べるラインナップ。

モーニングはドリンク代のみ。生フルーツを使った特濃ミックスジュースは¥600、クリームソーダも¥600。

名古屋市東区泉2‐3‐22 TEL:052・931・3898 7:30~19:30(モーニングは10:30LO) 火曜休

【国際センター】キティ珈琲店

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初代から2代目に引き継がれた名古屋っ子の“推し珈琲店”。
初代の引退により一時休止していたところ、「名古屋の喫茶文化を伝えたい」という想いから、元郵便局員の現店主が継承。フレンチトーストなどの新メニューにも取り組みながら、コーヒー豆の挽き具合、玉子トーストのレシピなど、初代から受け継いだ味を大切に守っている。今では巷でお馴染みの玉子トーストも、名古屋で出し始めたのはこの『キティ珈琲店』から、という話も。初代の頃からのファンが多いのも納得。

バタートーストの他、ドリンク代+¥170で玉子トースト、+¥380で小倉トーストも。

名古屋市中区錦1‐14‐5 TEL:052・211・5696 9:00~18:00(土・日・祝日8:00~17:00)、モーニングは11:00LO 無休

※『anan』2023年10月25日号より。写真・千葉亜津子 構成、文・間野加菜代

(by anan編集部)