100kmマラソン完走の井上咲楽「実は生理2日目で…」 生理中の運動をサポートするウェアに興味!
女性のためのウェアでスポーツをいつも楽しく。
今回のテーマは、スポーツ時の体の不調。アディダスのアシスタントマネージャー・田中優穂さんと、100kmマラソンを完走し話題となった井上咲楽さんが、スポーツ×生理との向き合い方について考えます。
田中優穂(以下、田中):完走おめでとうございます! 体力的にやはりキツかったですか?
井上咲楽(以下、井上):それが、実は生理2日目で…。腰痛とむくみがひどくて、思うように体が動かせなかったんです。
田中:全然そんなふうに見えなかったので驚きです。マラソン時、下着類はどうされていたんですか?
井上:最初はタンポンを入れて走ろうと思っていたんですが、こすれてかゆくなるので諦めて…。結局、多い日用のナプキンと吸水ショーツを何枚か用意して走りましたが、ベストとはいえなかったですね。
田中:弊社の調査では、生理中の不安を理由に、70%の女性が生理中はスポーツをやらない、また14歳までにスポーツを諦めることが判明しています。そこで、生理中でも女性たちがスポーツを楽しめるように、経血漏れを防ぐタイツを、約2年前に発売しました。アディダスのフローシールドテクノロジーを採用し、快適、吸湿、漏れ防止の3層レイヤー構造にすることで、生理中の漏れを防ぐ設計に。現在は、同構造のショーツを販売しています。いつものパフォーマンスができることはもちろん、心地よさにもこだわりました。
井上:走っているときに漏れたらどうしようという心配は常につきものなので、こういったものがあると安心! しかも、見た目は普通の商品と変わらないのがいいですね。
田中:FIFA女子ワールドカップに向け、今回なでしこジャパンのみなさんに、経血漏れを防ぐアスリート向けのタイツ&バストのゆれを軽減するスポーツブラの提供をさせていただいたのですが、選手の方々から「試合中の胸のゆれが、これを着けると全然違う」と、ブラに予想以上にポジティブな声が寄せられて、嬉しかったです。
井上:私も100kmマラソン時、想定外だったのが、スポブラのサイズ選びでした。生理によるむくみで胸のサイズが変わってしまい、急遽ワンサイズ上を取り寄せて…。生理時以外も、胸ってクーパー靭帯が切れると、垂れるじゃないですか。だから自分にフィットするものを着けたいのに、サイズ展開が少ないんですよね。ラン中は、アンダーラインがズレて肌が傷つくのでワセリンを塗って保護したり。見落としがちですが、スポーツ時のブラ選びは私のように悩んでいる方が多いと思います。
田中:そんな悩みをカバーするために、複数のアジャスターで360度自由に調整できるようにし、背面は動きやすいようクロスバックに。ストレッチしやすいよう設計しました。
井上:ありがたい! 呼吸のしやすさが違ってくるので、肩甲骨が動くのは大切。女性の体をサポートしてくれるアイテムがあれば、生理や体のことでネガティブな気持ちにならず、スポーツを楽しめそうですね。
女子の体をサポートするアディダスの商品
胸下の調整アジャスター付きハイサポートブラ
運動中の動きに適したスポーツブラ。FastImpact Luxe Run High Support Bra¥8,990
経血漏れ防止の3層レイヤー構造ショーツ
ズレと漏れ防止に注力したショーツ。Marathon 20 Period‐proof Shorts¥6,270
(共にアディダスお客様窓口 TEL:0570・033・033)
いのうえ・さくら 1999年10月2日生まれ、栃木県出身。バラエティ番組を中心に活躍。今年7月放送の『FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系)内「100kmサバイバルマラソン」の完走も話題に。
※『anan』2023年9月27日号より。写真・中島慶子 ヘア&メイク・髙橋有紀(Lysa) 取材、文・岡井美絹子
(by anan編集部)