山歩きと作品鑑賞が同時に楽しめる! 「六甲ミーツ・アート芸術散歩」がパワーアップ

エンタメ
2023.08.28
神戸の六甲山上で毎年開催されてきた現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩」。2010年に始まり、今までに参加したアーティストはのべ470組以上。街と海を一望できる美しい風景や自然と融合したアートが評判で、関西では人気イベントのひとつになっている。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond

第14回を迎える今年は「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」と名称を新たにパワーアップ。“表現の向こう側(にあるもの)”をキーワードに、国内外のアーティスト50組の作品が集合する。

「神戸を代表する観光地・六甲山で開催される本芸術祭は、他の芸術祭とは異なり、アートファンだけではなく一般の観光客が多いのも特徴。ここで初めて現代アートに触れる人も多く、そんな人たちに作品を通じて表現者とその先にあるものに目を向けてもらいたいのです」

と総合ディレクター・高見澤清隆さん。新施策の目玉は招待アーティスト枠の拡充だ。招待枠を昨年の22組から32組へ広げ、椿昇や川俣正ら海外でも活躍するアーティストや、森山未來が所属する「Artist in Residence KOBE(AiRK)」の作品も登場。また会場はROKKO森の音ミュージアムを新たな拠点とし、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラス、風の教会など人気の観光スポットが多数。会場間を徒歩で移動しながら作品を楽しめるトレイルエリアも誕生し、山歩きと作品鑑賞が同時に楽しめるのも、本祭の醍醐味となりそうだ。

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二ノ宮久里那《Transience》2022年 六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅
昨年はファブリックや立体作品によって六甲有馬ロープウェーの六甲山頂駅も華やかな展示会場に。

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髙橋匡太《ひかりの実 in SIKIガーデン》2021年 ROKKO森の音ミュージアム 写真:村上美都
夜間鑑賞とライトアップが楽しめる「ひかりの森~夜の芸術散歩~」も期間限定開催。

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写真:伊丹豪/ロゴマーク:佐貫絢郁/アートディレクション:芝野健太(株式会社ライブアートブックス)
海と山が迫るオンリーワンの都市景観が特徴の神戸。その魅力を映したポスターも話題。

六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond 神戸・六甲山上の9会場で開催。8月26日(土)~11月23日(木)10時~17時(開場時間は会場により異なる。17時以降も鑑賞できる作品あり) 会期中無休 鑑賞パスポートは一般前売り2800円ほか TEL:078・891・0048

※『anan』2023年8月30日号より。取材、文・山田貴美子

(by anan編集部)

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