プロいちおし! 【ビューティ、レジャー、ヘルスケア】の注目サブスクサービス

ビューティ

自分仕様のスペシャルケアも叶う。
コスメやヘアケア用品の定期購入、美容室やエステなどサロンの定期利用が主流のビューティ系は、“パーソナライズ”がキーワードのひとつ。「自分仕様のアイテムは市販品にはないですし、サロン利用のハードルを下げる意味でも利用価値はあります」（上ノ山さん）

【ヘアケアアイテム】MEDULLA（メデュラ）

髪悩み、なりたいテーマに寄り添うヘアケア。
ひとりひとりの髪質や悩み、なりたいテーマに合わせてシャンプーとリペア、ヘアオイルなどを提案するヘアケアサービス。香りはホワイトムスク、レモンシトラスなどの7種類からセレクト可能。「定期カウンセリング機能」を利用すれば、その時どきの髪の状態に合わせた処方やケアの提案を受けることも。〈有楽町マルイ〉にある店舗では、対面のカウンセリングと販売もしている。

DATA／4週間に一度届くシャンプー（250g）とリペア（225g）は月額￥8,330（初回は￥2,960）、ヘアオイル（27g）は月額￥3,920（初回は￥2,178）。※シャンプーとリペアは初回のみ送料￥650が必要。解約する場合は、次回発送予定日の11日前までに電話で連絡。https://medulla.co.jp/

【美容室】MEZON（メゾン）

ケアの習慣化やサロン開拓のきっかけにも。
全国1200以上の美容室で利用できるチケット制の定額サービス。毎月付与されるチケットを利用することで、各美容室のカットやヘッドスパ、カラーリタッチなどのメニューが通常価格より最大60％お得に受けられる。毎月のメンテナンスのほか、新たな美容室を開拓するきっかけとしても役立ちそう。

DATA／2チケット月額￥5,830、4チケット月額￥11,500、10チケット月額￥25,850（チケットの有効期間は2か月）。メニュー例：シャンプーブロー＆アイロンセットが1チケット、カット＆トリートメントが2チケット、ヘッドスパが2チケット。※解約する場合は、次回更新日の前日までに申請する。https://mezon.jocy.jp/

【美容医療】ANS.（アンス）

肌悩みを解決する医薬品がスマホひとつで届く。
定額制の美容皮膚科〈HADA LOUNGEクリニック〉をプロデュースする企業が始めた美肌治療サービス。オンライン診察の後、専任の医師が「パーソナル肌改善プログラム」をつくり、症状や目的、予算に合わせて最適な内服薬や外用薬を処方してくれる。治療の経過観察も兼ねて定期的に診察を受け、肌の状態に合わせて薬を変えたり減らしたりすることも。保険診療では処方できない薬の取り扱いがある、いつでも相談できるなどがオンライン診察ならではの利点という。

DATA／薬は1つからでも処方可能（実際の支払額は医師の処方内容により決定）。処方例としてはシミ治療・月額￥7,810、毛穴治療・月額￥6,710など。※配送料、診察料が別途必要。次回発送の3日前までの申請で定期便の停止が可能。https://ans-skin.com/

レジャー

余暇の楽しみが広がる注目分野。
月額料金を施設の入場料や宿泊費にあてられるサブスクは、ここ数年の画期的なサービス。「『レジャパス』はサブスクが浸透したからこそ実現したサービスのひとつ」（上ノ山さん）。「『Mystery for You』は友人とやるとかなり盛り上がりますよ」（大和さん）

【レジャー施設】レジャパス

遊園地や動物園、美術館に行き放題。
遊園地、テーマパーク、水族館、動物園、美術館、温泉などさまざまなレジャー施設が定額で入場し放題（アトラクションなどの料金は別途必要）。提携施設は全国で125以上あり都内では東京タワーやサンシャイン水族館、よみうりランドなどがある。さらに施設を利用したりSNSに投稿したりするほか、1か月間一度も利用できなかった場合は「レジャコイン」が付与され、それを使って会員でない友人や家族の分の入場料にあてることも。

DATA／平日限定のライトプラン月額￥2,178、平日＋土・日・祝日も使えるスタンダードプラン月額￥3,278のほか、スキー場などの高価格帯施設も対象になるプレミアムプラン月額￥4,378や年パスプランも。※3か月の利用継続が必要。同一施設は原則、月に1回までの来場。https://lejapass.com/

【ホテル】HafH（ハフ）

ハイシーズンも平日価格で泊まれる旅のサブスク。
国内外の1000以上のホテルや旅館、ゲストハウスに、毎月もらえるコインを使って泊まることができる。宿泊施設のグレードによって必要なコイン数が異なり、初月から泊まれるホテルも、数か月分積み立てると予約できるラグジュアリーなホテルもあり、楽しみ方は自由。土日や長期休みなどのハイシーズンも平日料金と同じコイン数で泊まれるのがメリット。予約に足りない分のコインを購入したり、会員同士の友人などと半分ずつコインを出し合う「わりかん予約」も。

DATA／Newスタンダードプラン月額￥9,800（初月￥8,820）は毎月300コイン付与（利用期限なし）。※退会は申請ページからいつでも可能。コインを保持したまま、利用を停止し、好きなタイミングで再開できる休会も選べる。https://www.hafh.com/

【謎解き】Mystery for You（ミステリーフォーユー）

ハイレベルな謎解きが毎月届くワクワク感。
リアル脱出ゲームを手がける〈SCRAP〉による「謎の定期便」。仕掛けいっぱいの物語、超高難度のパズル、不思議な手紙など、診断をもとにした好みの謎が毎月届き、ひとりでじっくりやっても、友人や家族と一緒にわいわいやってもOK。ひらめきが重要というハイレベルな謎解きにチャレンジできるから、デジタルゲームに飽きた人にもおすすめ。初心者でも楽しめるように、それぞれの謎にヒントが付く。2か月継続すると、全ての過去作品から選んで購入できる特典も。

DATA／自分用にセレクトされた謎がひとつ届く基本プラン月額￥1,200、新作の謎が3種類届くよくばりプラン月額￥3,400。※別途送料￥500が必要。解約はマイページからいつでも可能。https://www.scrapmagazine.com/s/mysteryforyou

ヘルスケア

オンライン診察によりサービスが進化。
ビューティと同様に、パーソナライズをウリにしたサービスに支持が集まる傾向が。さらに医師によるオンライン診察や薬剤師によるアドバイスなど、クリニックや薬局に行かずに薬を処方してもらえる手軽さ、言いにくい悩みをスマホで相談できる安心感も女性にはうれしい。

【サプリメント】Suppleno（サプリノ）

今の自分に必要なサプリ4種が1セットに。
「サプリは種類が多くて選び方がわからない」という悩みを解消するために生まれた製薬会社が母体のサービス。Webアンケートから生活習慣や健康課題を分析し、ユーザーの「こうなりたい」に必要なサプリを提案。1日の不足栄養素を補うマルチビタミン＆ミネラルと、目的に合わせた2種類がセットになって30日分届く。サプリの組み合わせは自分で変更することもできる。サプリメントの配合設計から包装まで、グループ企業で行う一貫体制により手頃な価格を実現したという。

DATA／マンスリーパック月額￥2,700、1回のみのトライアルパック￥3,780。※別途送料￥300。いつでも配送停止、スキップ可能。https://suppleno.com/

【漢方薬】YOJO（ヨージョー）

オーダーメイド漢方をオンライン価格で。
LINEで薬剤師に相談しながら症状や体質に合う漢方薬を選び、定額で購入できる。冷え症、むくみ、肩こり、生理痛、便秘、肥満、倦怠感、不妊など、女性に多い悩みに対応。漢方薬局で処方されるものと同等の高品質の漢方薬がオンライン価格で手に入り、利用期間中はいつでもLINEで服用の仕方や症状などについて相談できる。一定期間服用することで効果が出やすい漢方薬を続けるツールとしても。

DATA／漢方薬1種類で月額￥9,878（初月は￥5,478）。※効果を考えると半年以上継続が望ましいが、初月でストップも可能。https://shop.yojo.co.jp/

【ピル】スマルナ

スマホのオンライン診察でピルが身近に。
生理や避妊の悩みを抱える人を対象にピルの相談、診察、処方を行うサービス。本人確認や問診ののち希望する医師を選んでテキストやビデオによる診察を受けると、最適なピルが処方され、合わなかった場合は医師に相談のうえ種類を変更することも可能。支払いは毎月1シートずつの決済と、割引になるまとめ決済がある。助産師や薬剤師による「スマルナ医療相談室」も。

DATA／低用量ピル1シートずつ決済プラン月額￥2,980～、12シート一括決済プラン月額￥2,380～。ピルの種類により金額は異なる。※初回のみ診察料￥1,500が必要。定期便は1年分（12シート）で満了し、再契約も可能（再受診が必要）。体調不良などで途中解約する場合は次回決済日の前日までに申請する（違約金なし）。https://smaluna.com/

上ノ山慎哉さん　サブスク事業者の支援に15年ほど前から関わり、2012年にD2C企業にクラウドサービスを提供するスタークス株式会社を創業。現在は日本サブスクリプションビジネス振興会で理事としても活動。

大和貴人さん　サブスクの面白さにハマり、紹介サイト「コスパ部」を立ち上げ。300以上のサービスを体験し、長年継続しているのは「ガレイドデンタルメンバー」。メディア出演も多数。https://cospabu.com/

※『anan』2023年3月15日号より。イラスト・黒猫まな子　文・熊坂麻美

（by anan編集部）