柏木由紀「目を背けていたら一生変われない」 コンプレックス解消法に共感の声!

2021.9.22
いまやコンサートのセットリストや演出も手がけ、AKB48を牽引している柏木由紀さん。自身のYouTubeチャンネルでは「コンプレックス解消メイク」をすっぴんから配信するなどして、多くの女性からの共感や支持を得ているが、5~6年前までは悩むことも多かったそう。

自己プロデュース力を生かし、“共感できるアイドル”の新境地へ。

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「20代半ば頃かな、コンプレックスから目を逸らし、メイクで隠し続けていた時期が私にもありました。でもテレビに映る自分を見るたびに、自分の嫌いな部分が真っ先に目に飛び込んでくるんです。ある日ふと、目を背けていたら一生隠し続けて変われないと思った。それで、あえてコンプレックスと向き合い、手をかけてあげようとメイクを研究し始めたら、目に見えて変わるのがすごく楽しくなって。体型に関しても、私は体を鍛えれば鍛えるほど、どんどん脚に筋肉がついて太くなってしまうことが大きなコンプレックスでしたが、全身の写真を撮る時はつま先立ちをしたり、少し歩きにくいけどスニーカーにインソールを入れて底上げして全身のバランスをとり、印象を変えるなどの工夫もするようになりました。少しの工夫で好きな自分に近づけるとわかってからは、あそこもここも変えようって、逆にコンプレックスを見つけたくなったほどです。もしそれでも納得できなかったら、“これが私だ”って諦めることにしました(笑)。脚についても、筋肉質だけど、引き締まっていて健康的だな、とポジティブな思考に変換しています」

自身を俯瞰で分析する自己プロデュース力の高さは、下着選びにも。

「ブラは服を着た時のシルエットがきれいに見えることを最優先に選んでいて、パッドは服によって入れたり外したりも。種類豊富にいろんな色やデザインを持っていますが、和紙でできためずらしいブラをつけた日は“和紙のブラで仕事してる私っておしゃれ!”なんて、一人でこっそりテンションを上げてます(笑)。裸のままで完璧を目指すより、アイテムやおしゃれ込みでなりたい自分になるのも手。私の場合、ファッションはモチベーションの一つです」

今年6月から、病気の治療のため約1か月の休養期間をとった。その時の経験から、外見に関することだけでなく、内側も含めた体全体への意識に変わったという。

「それまでは、美容の情報集めに夢中になるあまり、朝方4~5時まで寝ない日もあって。でも入院時の習慣がきっかけで、睡眠の大切さに気がつきました。質の良い睡眠をとると、朝もスッキリ起きられるようになるし、一日の行動や思考がポジティブになるんですよね」

体と心は密接につながっていることを知ったという柏木さん。自分の体を好きになるためのアドバイスを伺うと、まずは自分の自信がある部分を肯定することから、と話す。

「胸が小さいことが悩みだとしたら、理想の胸についてはいったん置いておき、小さいけれど形はいいとか、胸の質感がふわふわなど、一つでいいから好きなところやいいところを見つけてみて。もちろん、自己満で全然OK。ちなみに私の胸は小さくも大きくもなく、いたって標準サイズだけど、頑張って顔と同じちょっと高い美容液やパックなどでケアをしています。正直、もったいないなぁと思いながら(笑)。でも、いいものを使っていることで肌質は絶対に良くなっているはず、という自信が持てるんですよね。ついでに、ケアしている自分のことも“私ってちゃんとケアしてて偉いよね”なんて褒めてあげると、不思議とそのパーツがさらに良くなっていく気がするんです。自分磨きを頑張りすぎる人こそ、いつまでも自分を認められないかもしれない。でも一度、自分を褒めてみて。自分の体やパーツをいつでも褒めてあげられるのは、自分しかいないから」

自身の素の体、素の気持ちを肯定したからこそ、見えてきた未来も。

「“30代のアイドル”という数少ない存在になったけど、最近は一人の人間として応援してくれるファンが増えたことも自信に。『疲れたから腹筋サボっちゃおう』なんて本音を発信しても、『私も今日は頑張れなかったので安心しました!』なんて共感してくれる女性も増えて嬉しい。素の姿を見せられるのは、ラクだし楽しいです。そのためにはまず、ありのままの自分を認めること。一時期は年齢に対する葛藤もあったけれど、今は“アイドルを長くやっていてかっこいい”と言われたら本望かな(笑)」

かしわぎ・ゆき 1991年7月15日生まれ、鹿児島県出身。AKB48チームBのメンバー。写真集『Experience』(集英社)が好評発売中。AKB48の58枚目のシングル『根も葉もRumor』が9月29日にリリース予定。

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※『anan』2021年9月29日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・SHOCO ヘア&メイク・後藤若菜(ROI) 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

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