吉川愛の“お気に入りキスシーン” 「タイミングも角度も良かった」と友人絶賛

2021.6.26
現在21歳にして芸歴は16年目。クールな女の子の役を得意としてきた吉川愛さんは、ラブコメや吹き替えなども演じ分ける役者として目の離せない存在に!
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――公開を控えている映画『ハニーレモンソーダ』は高校生の恋愛物語ですが、もしかして学生生活の経験が生きているとか…?

あははは(笑)。映画はお仕事なので、それはまた別ものかなと思います。ただ、共演したラウールさんは現役の高校生ですが、私は、いつまで制服が着られるのかな…ってちょっと寂しく思ったりもしながら演じていました。私が演じた内気な女の子の羽花が、周りの明るい友達に影響されてどんどん変わっていくところが見どころのひとつで、恋愛のキュンだけじゃない友情物語も描かれていて、リアルが感じられると思います。

――撮影していて大変だったシーンはありますか?

自転車をこぐシーンをまとめて1日半ぐらいで撮ったんですが、ほぼずっとこいでいたので太ももを氷嚢で冷やしたりしながら挑みました。いろんな道をこぎ続ける中、最後のほうにとんでもない急な坂を上ることになったんです。男性のスタッフさんでも大変な坂を、2分間ぐらい上り続けるのがすごくキツかったです。途中で足をついたら下からやり直しだと聞いて、必死で。思わず「このシーンはカットせずに使ってくださいね」って監督に言いました(笑)。

――ばっちり使われてよかったです(笑)。吉川さんはクールな女の子の役が多かった印象ですが、『ハニーレモンソーダ』や主演ドラマ『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』など恋愛作品も増えていますね。

そう考えるといろんな役にチャレンジできていると思います。でもクールとか強めの女の子って、演じていて意外と楽しいんです。普段は絶対にできないようなことを遠慮なくできてしまうから(笑)。とはいえ相手のことを叩かなければいけないシーンは、カットのあとに「ごめんなさい」って謝ります。セリフは台本通りにやらせていただきますが、行動する場合は私のさじ加減でもあるので。ちなみに、相手を叩く時は右利きだったら右斜め上から振り下ろすようにすると、映像になった時により臨場感が出るんです(笑)。

――なるほど~って、役者さん以外使わないテクニックですね(笑)。

あははは(笑)。そういえば『カラフラブル』で、初めて私からするキスシーンがあったんですが、する側になると何事にも計算が必要なことがわかりました。相手の方がどうすれば美しく見えるかなんて考えたのも初めてで。でも一発OKだったし、オンエアを見てくれた友達からも「タイミングも角度もよかったよ」って褒められて嬉しかったですね。考えてみれば、小さい頃は娘役や幼少期の役ばかりだったのが、等身大の学生を演じたりするようになって、今では編集者の役もやらせていただいたり。年齢を重ねて役の幅が広がっているし、初めてのことがまだまだあるんだなって思いました。ずっとやりたかったラブコメをやれたので、次は真面目な顔をして変なことを言うような、変わった女の子を演じてみたいですね。役者の仕事ってそういうふうにいろんな人になれて自分では着ないような衣装も着られて、メイクもできるのが一番の楽しみです。それに、たくさんの方々から応援してもらえたり、褒めてもらえたりするなんて普通はないけど、街で見かけたら声をかけてくださったり、SNSなどを通して応援してもらえることも、とても嬉しいことだなと思うんです。

――エゴサとかしますか?(笑)

エゴサはしないんですが、ファンのみなさんの応援メッセージやコメントは読ませていただいています。たとえば誕生日の日は1日限定で、みなさんがトップ画を私の写真で統一してくださったり、たくさんのお祝いコメントだけではなく動画まで作ってくださったりするんです。そういうのを見ると、感動しちゃいます。

――SNSといえば、吉川さんのインスタのモノクロ写真などすごくおしゃれですね!

ありがとうございます。モノクロとかにあえてトーンは暗くしているんです。そのほうが好きで自分に合っている気がして。最近は、自己表現のひとつとして私のことをわかってもらえるような内容を意識しています。1枚の写真の画角とか加工を考えるのは、結構好きなんですよね。

――クールな感じが似合っているとは思っていましたが、そもそもお好きなんですね。

そうですね…自分の性格にはいろんな面があるのか、役をやらせていただくたびに、それぞれに共感できる部分を見つけたりするんです。だからひとことでは言えないんですが、一人でいたり仲のいい友達といる時は比較的静かなので、それがプライベートな部分や素であり、気楽でいられるのかなと思うことがあります。

――とても落ち着いていらっしゃると思っていたんですが、素でもあるんですね。そんなプライベートから役へ入る時の切り替えはどうやって?

とくに意識はしていませんが、現場に行って衣装に着替えたりメイクをしているうちに自然とスイッチが入るような気がしています。

――そういえばご自身のグッズも手がけているとか。クリエイティブなこともお好きなんですね。

好きだと思います。最近はアクリルスタンド、Tシャツ、トートバッグなどを作りました。本当はアクリルスタンドを作るのは恥ずかしくて迷っていたんですが、ファンのみなさんに欲しいグッズのアンケートをとってみたらスマホケースとアクリルスタンドがとても多くて。それに、もし私の好きなセレーナ・ゴメスのアクリルスタンドがあったら、私も絶対に欲しいですもん(笑)。制作に一番時間をかけたのは、Tシャツと香水。Tシャツは非日常的な写真を並べたら面白いと思ったし、普段のコーディネートに取り入れられるデザインにしたくて。香水は、自分が好きなアイテムだったので、つい力が入ってしまいました(笑)。大好きなネロリの香りを軸に、甘くないさわやかすぎないものを…と試行錯誤して完成したものです。

――好きなだけにこだわりが強かったんですね。ちなみに香水は何本ぐらい集めているんですか?

いつも出かける時に気分で選んでいて、玄関に50本以上はあります。香水とかフレグランスって聞くだけで香りをかぎたくなってしまうし、好きな香りだったら欲しくなってしまうんです。違う香りの香水をまた作ってみたいです。

――今後は役者として、また一人の女性として、どんなふうに生きていきたいですか?

先のことを決めたくない性格なので、その時にやりたいことができていたらいいなと思っています。そして、少しでも自分に自信を持てる女性になりたいです。同世代や年下の女の子から「愛ちゃんみたいになりたい」って言っていただくととても嬉しいので、そんなふうに憧れられるような人になれていたらいいな。チャレンジ精神があったほうが人生は楽しいと思うから、やりたいと思ったらチャレンジしたいし行動し続けていきたいですね。

中学時代“石”と呼ばれていた内気な羽花が、高校で出会ったのはレモン色の髪をした、自由奔放な界。愉快な友達と幸せな毎日を送りながら羽花は変わっていくが、界には羽花に伝えていない秘密が…。映画『ハニーレモンソーダ』は7月9日より全国公開。出演/ラウール(Snow Man)、吉川愛、堀田真由、坂東龍汰、岡本夏美、濱田龍臣ほか。

よしかわ・あい 1999年10月28日生まれ、東京都出身。3歳から子役として数多くの作品に出演。近年の主な出演作は、『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)、連続テレビ小説『おちょやん』など。’21年はディズニーアニメーション映画『ラーヤと龍の王国』で主人公・ラーヤの日本語吹き替えを担当。

パンツ¥16,500(LUIK TEL:03・5712・3520) バングル¥27,500(FUMIE TANAKA/DO-LE co ltd. TEL:03・4361・8240) その他はスタイリスト私物

※『anan』2021年6月30日号より。 写真・小笠原真紀 スタイリスト・石田 綾 ヘア&メイク・富田土筆 インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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