ポジティブカレンダーは毎日を大切にするナビゲーター。
巡ってくる毎日は、1年365日すべての日が大事な日であり、特別な一日です。
けれど、さまざまな占いや暦の中には、1年間に何日かスペシャルな日が存在します。今回は、今年後半のそんな特筆すべき日をまとめてご紹介しましょう。
暦の上では、誰にとっても「吉日」といわれる日がありますが、実は暦には幾通りもの見方(暦注)があり、1か月に数日あって比較的多めに巡る吉日の「一粒万倍日」や「大安」、「天赦日」など他の吉日と重なる、より吉日パワーの強い日をピックアップしています。また、毎日の干支の巡りの始まりの日である「甲子」や新月や満月など吉凶に関係のない日もチェックされていますが、それらは、気持ちを切り替えるタイミング、何かを始めたり、ケジメをつけるのによい日として吉日と解釈しています。
さらにカレンダーの中には、宿曜経をもとにした「オリエンタル占星術」で誰もが最大限の警戒が必要である「七曜陵逼」の始まりや終わりの日など決して吉日ではない日もあげています。でも要注意の時期を知って、その期間には大切なイベントを入れない、避けられない大事な要件はとにかく慎重に、気をつけて向き合うことで、「ピンチを避け、運を好転させる日にできるので、そんな前向きな気持ちで、毎日のナビゲーターとしてこのカレンダーを使ってみてください」。
また二十四節気の節目の日も紹介します。季節を意識して過ごすことは開運法のひとつ。それは流れる時間を大切にすることに通じるから。日々を大切に過ごしてくださいね。
ここでは6月のラッキーデーをご紹介します。
6月の「ラッキーデー」
15日は今年最後の天赦日と一粒万倍日が重なる超ポジティブデー。この日は必ず行動を。10日や23日など再挑戦にいい日が多い月。
【6/10】何かをスタートするのに最適。やり直しや再挑戦もOK。
・双子座の新月(日食)
・大安
新月は何かを始めるのによいタイミングです。双子座はコミュニケーションや学びを司る星座。連絡をとりたい相手や場所にアクセスをすれば、新たな展開も。しかもこのとき、双子座では守護星・水星が逆行中。遅延・停滞もある一方で、見直しややり直し、時機を逃したことへの挑戦に悪くないとき。加えて何をやっても安心な「大安」の後押しもあります。
【6/15】2021年最後のW幸運日。世の中の風向きが変わる!?
・天赦日
・一粒万倍日
・土星と天王星のスクエア
「天赦日」は年に5~6日しかない暦の中の一番の吉日。「天が万物の罪を赦(ゆる)す」とされ、さまざまな慶事や難しいことへの挑戦にもよい日。その日に「一粒の籾が何万にもなる」という強い発展運の「一粒万倍日」が重なる日は2021年中はこの日が最後です。西洋占星術ではリアルの星・土星と改革の星・天王星が90度。世の中の風向きも少し変わるかも。
【6/21】大きな節目になる日。足元を見つつ、前進を。
・「夏至」
・太陽は蟹座へ
・木星が魚座で逆行開始
「夏至」は一年で最も昼間の時間が長い日。夜明けの時間は東京で4時半ごろ。夜は短いけれど、早起きを習慣にするのにはよい季節です。ただ昼の時間は翌日から少しずつ短縮。同じ日に5月14日に魚座に入った幸運の星・木星も逆行を開始。前進だけでなく、足元や現状を見る日かも。木星と太陽はよい角度の日なので、心が躍るような気づきもありそう。
【6/23】見直したことは順調にスタート。最近ダメだったことにリトライ。
・双子座で水星の逆行終了
5月30日からの水星の逆行が終了、順行に戻りますが、車もUターンをするときに一番スピードが落ちるように、この日を中心に数日間は、一番、停滞感や遅れを感じることが多いかも。ただここまでに見直し、やり直したことは、少しずつ順調に滑り出すはず。また水星逆行中にアタックしてダメだったことに再挑戦してみると、別の結果が出ることも。
【6/25】月のパワーを借りて結果が出る。自分に向き合う日にしてみて。
・山羊座の満月
満月は「成就」「成熟」のタイミングであり、ひとつの流れの到達点、結果の出る日でもあります。そして山羊座は仕事や社会などを象徴する星座。なので、この日は今の自分の仕事と真摯に向き合う日に。頑張ったことにうれしい成果が出ることも。大変なことがあるなら改善点、問題点を整理して。仕事での夢や目標を書いておくとかなう可能性もあり。
水晶玉子さん 占術研究家。西洋、東洋の枠を超えて占術を研究。オリエンタル占星術などオリジナル占術も多く、高い的中率で支持を得る。『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2021』(集英社)が発売中。
※『anan』2021年6月16日号より。イラスト・深川 優 監修・水晶玉子
(by anan編集部)