昼夜違う表情を見せる人気ダイナー! ヤンニョムチキンとレサワが最高

2021.1.20
フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『NOON(ヌーン)』のニューアジアンスタンダードです。
Food

新丸子の人気アイスクリームショップ『BIG BABY ICE CREAM』の健康ブラザーズ(吉田健太郎氏と康太郎氏のご兄弟)が新たに目黒に開いたダイナー『NOON』が、これまた「さすが~!」と強めの握手をしたくなる店だった。昼はアジアなスパイスを効かせたお菓子と台湾茶でBGMはジャズ。夜はオリジナルな韓国・中華料理とマッコリにワインもどんどん開けちゃおう! な展開でBGMは歌謡曲。「よく仲間でソウルに行くんですけど、昼間はカフェでお茶して美術館行って、夜はめちゃくちゃ飲んでクラブ行くって感じで。僕らの大好きな遊び方を一つの箱の中で実現できたらなって考えたんです」と、健康ブラザーズ。遊びの感覚の中から抽出した理想の食体験は、昼も夜もとにかく楽しい。

スッカラ(韓国のスプーン)がセッティングされた夜のテーブルに並ぶ小皿料理でひときわ輝くのはヤンニョムチキン。新大久保で出合うギラギラ濃い味とは違って、ジューシーで甘辛いけど後味はさっぱり(その秘密はトマトピュレ)。オリジナルのヌーンレモンサワー(キムチのタレ入り、最高)と合わせればチキンとレサワの永久機関が完成。フードのテーマは“ニューアジアンスタンダード”。台湾も中国も韓国も日本も、東アジアの食文化をボーダーレスに自分たちの嗅覚でミックスして出来上がるお皿の数々は、どこまでも自由で軽やかだ。

夜のテーブルより。フードは左から、ヤンニョムチキン¥1,500、汁なし山椒麺¥1,000、コッチョリ(キムチの浅漬け)¥800。ドリンクは左から、成田玄太氏(PERCH)と開発したヌーンレモンサワー¥690、伝統製法で造られるフルーティな生マッコリ・福順都家ソンマッコリ¥790もスタメン入り。

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NOON 東京都品川区上大崎4-3-7 TEL:03・6822・6763 カフェ12:00~17:00(16:30LO)、ディナー18:00~23:00(22:00LO) 火・水曜休

ひらの・さきこ 1991年生まれ。フードエッセイスト。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)

※『anan』2021年1月27日号より。写真・清水奈緒 取材、文・平野紗季子

(by anan編集部)

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