激しすぎる運動は免疫力低下に!? お部屋運動に関するQ&A

2020.4.17
おこもり中は、部屋のなかで運動をする機会も増えますよね。ここでは、そんなお部屋運動に関する疑問について、トレーナーの森拓郎さんにお聞きしました!
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Q. 自宅にいる間、呼吸法を変えるだけでも運動不足解消になりますか?

A. 呼吸法だけではならないけれど、大きな呼吸は体を伸ばします。
「さすがに呼吸法を変えただけで運動不足の解消ができるとは言えないですが、大きく息を吸ったとき、大きく息を吐いたとき、それぞれ体の一部が伸びます。さらにそれをすると体はリラックスできるので、意識してロングブレスすることはプラスだとは思います」

Q. 運動不足を解消するのには、どの部位を集中的に動かすのがよいですか?

A. 座っている時間が増えるので、下半身を重点的に動かして。
「たかが会社に行くだけ…と思っても、駅まで歩いたり、会社内を移動したりと、日常的に意外と下半身は使っているものです。その運動がかなり減るわけですから、下半身を動かす時間は激減。なので、下半身を動かす運動をしっかり行ってください」

Q. 忙しい女子が急増中。最低限、どのくらいの頻度で運動すればよいですか?

A. 無理をせず、できる範囲で。
「あまり気張って負荷が高いものに取り組んだり、急にやりすぎないほうが続くと思いますので、無理のない範囲で取り組んでください」

Q. 運動は、食事の前と後、実際どちらのほうがベターでしょうか?

A. 下半身をしっかり動かすときは、食べる前に行うのがおすすめ。
「スクワットなど下半身を上下にしっかり動かす運動の場合、食後だとお腹が痛くなる人もいるかもしれません。食事の前に行うといいでしょう。ちなみにストレッチは、寝る前がおすすめです」

Q. 健康維持のためだけだったら、筋肉痛になるほど運動をしなくてもよいですか?

A. そこまで激しくやる必要はなし! やりすぎは逆に免疫力の低下も…。
「日常生活を送る中での活動を補う程度の運動ですから、そんなに激しくやる必要はありません。激しすぎる運動は体に疲労を溜め込み、逆に免疫力の低下に繋がることもあるので、無理は禁物です」

Q. 森さん独自の「免疫力アップ術」があれば教えて!

A. 睡眠はなるべく8時間以上! サプリでグルタミンを摂取。
「8時間は寝るようにしています。さらに睡眠の質を上げるために、最近は寝る前1時間程度は、スマホなども触らないようになりました。また腸内環境を整える手助けや、粘膜の再生の後押しをしてくれる〈グルタミン〉を、サプリで摂取しています」

森 拓郎さん 運動指導者。モデルや女優などの指導も。DVD『ALL ABOUT STRETCH ‐カラダは何歳からでも変えられる‐』(ワニブックス)が発売中。

※『anan』2020年4月22日号より。
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(by anan編集部)