顔が小さくて脚が長くて、スタイル抜群。スタジオに入ってきた時の第一印象は「お人形みたい!」だったMattさん。「マット化」が大ブーム中のMattさんの独創的な世界観や、謎だらけの生態に迫ります!

僕、存在してま~す。「会ってみたい」と言われる存在にいつかなりたかったの。

matt

――本当にこの世に存在するのか…なんて噂まで飛び交うほど世間から注目されてるMattさんに、お会いできて本当に光栄です。

Matt:あはは(笑)。存在してま~す。

――まず、肩書は何でしょう。

Matt:アーティストです。今年は音楽活動を中心に、大好きなメイクを続けながら、ブライダル衣装のプロデュースをする、その3つが軸になると思います。あとはレタッチャーかな!(笑) まさか加工が仕事になるとは思ってなかったし、ブームがくるなんてびっくりです。

――お父様が元プロ野球選手の桑田真澄さんだというのは有名な話ですが、Mattさんはアンアンには初登場なので、基本的なことから伺いたいです。

Matt:芸能活動は3年目になるんですが、昨年秋に加工ブームがくるまでは、メンズビューティを盛り上げたいという思いから美容男子として活動してきました。その間インスタに、メイクをして加工した姿をアップしてきたんですが、DMで直接「死ね」とか「キモい」とかものすごい批判を受けました。たとえば芸能人が自撮り写真を加工してるのを隠したり、なんとなくタブーな風潮がある中、僕は、ぱっと見で加工ってわかる写真をあえて上げ続けていたから。でも、香取慎吾さんが番組でマットメイクをしてくれてから、それが逆転。芸能人の方々が、マット化してほしいって楽屋に来てくれるようになったんです。

――“マット化”加工はいまでは若い子を中心に大ブームですね。そもそもメイクに興味を持つきっかけはどんなことでしたか?

Matt:中学時代にパパが出演した『SMAP×SMAP』の収録現場について行った時、初めて芸能人を見たんですが、テレビ用にメイクしたSMAPのみなさんがお人形さんみたいで。もともとディズニーランドが大好きで、パレードでキャストのみなさんががっつりドーランを塗ってメイクをしているのを見ていつも、キレイ! って感動してました。メイクとしては不自然でも誰も不自然だなんて言わないし、むしろ見たい、会いに行きたいって思うじゃないですか。それで、僕も「会ってみたい」と言われるような存在になりたいなと思ったのがきっかけです。

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――いまではすっかり“会ってみたい人”です! でも叩かれた時期は、辛かったのでは?

Matt:僕、音楽を幼少期からずっとやってきたんですが、音楽は裏切らないし、ずっと自分の武器でした。だから叩かれてる間も音楽のレベルを上げて、いまは悔しいけどいつか絶対に見返してやるって思ってたし、めげなかった。ボイトレに通い続け、楽器の練習も作曲も続けて実力をつけてきたから、負けない、何を言われても大丈夫、って。それに、ただメイクをしてるんじゃなくて、肩を並べがちな日本人の感覚を壊したいという思いが大きかったんです。僕がこのメイクを貫く強さを見せることで、親の重圧や環境によって自分の表現ができない人たちの背中を押したかったし、メイクを通して精神力や忍耐力を発信したかった。そんな思いがいつもエンターテイナーとしての根本にあったから、めげてる場合じゃなかったんです。

マット 1994年7月18日生まれ、東京都出身。大学時代よりブライダルモデルをスタート。現在は、ドレスやタキシード、和装のデザインなどもプロデュースしながら、歌や作詞・作曲などを手がけるアーティストとしても活躍。昨年末には、シングル「予想もつかないStory」で、本格的な歌声を披露し、その歌唱力の高さが話題に。

※『anan』2020年3月4日号より。写真・磯部昭子 インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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