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ガウディ、ピカソにミロ…偉大な美術家を生んだ芸術都市“バルセロナ展”

2020.2.11
スペイン・カタルーニャ自治州の州都バルセロナ。古くから地中海交易の要所として栄えたこの街は、19世紀の産業革命以降は世界有数の経済・文化の拠点に。芸術面ではガウディやピカソ、ダリといった巨匠たちを数多く輩出している。その芸術がもっとも成熟した約80年を歴史とともに辿ったのが本展、『奇蹟の芸術都市バルセロナ ガウディ、ピカソ、ミロが愛したカタルーニャの熱気』だ。

カタルーニャの歴史が生み出したバルセロナ芸術の真骨頂に迫る。

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1859年、バルセロナは都市拡張で近代化が一気に加速。その頃、カタルーニャ語を文学言語として復興させようという運動「ラナシェンサ」が起こる。19世紀後半にはカタルーニャ版アール・ヌーヴォーともいうべき「ムダルニズマ」と呼ばれる新しい芸術様式が生まれ、ガウディやムンタネーらによる独特の建物が次々と造られた。また1897年には、芸術家や知識人のたまり場となるカフェ『四匹の猫』がオープン。カタルーニャ文化の発信地になった。若き日のピカソも通い、ここではじめての個展を開いている。1920年以降は、ピカソに続き、ミロやダリもシュルレアリスムの中心人物に。またル・コルビュジエに影響を受けたバルセロナの建築家がグループを結成するなど、建築界でも前衛化が進む。そんな中、’36年にはスペイン内戦が勃発、ピカソをはじめ多くの芸術家が立ち上がり傑作を残した。

こうして振り返ると、わずか80年の間に芸術家たちが起こした数々のアクションこそがバルセロナ芸術と言って過言でない。時代を駆け抜けた新進気鋭の作家は、今となっては近代美術界のスターばかり。絵画や家具、宝飾品など多彩なジャンルで花開いた彼らの作品をぜひその目で。

1.ルマー・リベラ《夜会のあとで》1894年頃 カタルーニャ美術館 ©Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona(2019) 19世紀後半のブルジョアジーの生活を描いた一枚。

2.アントニ・ガウディ(デザイン)、カザス・イ・バルデス工房《カザ・バッリョーの組椅子》1904-06年頃 カタルーニャ美術館 ©Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona(2019).

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ガウディが手掛けた家具も希少。

3.ラモン・カザス《影絵芝居のポスター》1897年 マルク・マルティ・コレクション ©Marc Marti Col・leccio

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『四匹の猫』を立ち上げたカザスの代表作。

4.フランセスク・ダシス・ガリ《パウ・カザルスのオーケストラ》1931年 カタルーニャ美術館 ©Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona(2019)

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カタルーニャの偉大なチェリストの公演を告げるポスター。

5.ジュアキム・ミール、リガル・グラネイ社《幼少期のマリア》1910-13年 カタルーニャ美術館 ©Museu Nacional d’Art de Catalunya,Barcelona(2019)

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ステンドグラスなど工芸品も。

『奇蹟の芸術都市バルセロナ ガウディ、ピカソ、ミロが愛したカタルーニャの熱気』東京ステーションギャラリー 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅丸の内北口改札前 2月8日(土)~4月5日(日)10:00~18:00(金曜は~20:00。入館は閉館の30分前まで) 月曜、2/25休(2/24、3/30は開館) 一般1300円ほか TEL:03・3212・2485

※『anan』2020年2月12日号より。文・山田貴美子

(by anan編集部)

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