呼吸のたびに喉を潤す、鼻呼吸の大切さを実感。
乾燥&風邪対策に効果的なのが鼻呼吸。そんな簡単なこと? と思うなかれ。実は、日本人の約7割もの人が口呼吸が癖になっていて、その結果、免疫力の低下や喉の乾燥を招いている、とヨガインストラクターの深堀真由美さん。
「鼻は脳やのど、耳、目とも繋がっていて、呼吸のたびに空気を浄化・加湿・加温してくれる精巧な空気清浄機なんです。でも、口呼吸では乾燥した空気や雑菌が体内に直接入ってしまい、喉にも悪影響を及ぼします」(深堀さん)
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喉の状態はパフォーマンスにも影響するので、日々マスクと飴を欠かさない長沢菜々香さん。風邪はいつも喉からという松平璃子さんも、喉の潤いケアには興味津々。
「喉を潤すには、唾液がしっかり出ているかもポイントです。噛む回数や舌を動かす機会が減った現代人は、唾液の量が不足しがち。潤いはもちろん、口腔内環境を健やかに保つのに大切な唾液が出やすくなるよう、マッサージや舌のトレーニングも取り入れてください」(歯科医師・関有美子さん)
さらに深堀さん、関さんが実践する喉の潤いケア方法もご紹介。
片鼻呼吸【交互に各3~5回繰り返す】
いつでも、どこでもできる簡単な呼吸法。
鼻呼吸のトレーニングの基本は、鼻で吸って鼻で吐くこと、吐くことから始めること、ゆっくり行うことの3つ。実は左右の鼻の穴は、自律神経の働きでそれぞれ交代で機能している。そこで今回は、鼻孔を片方ずつ交互に使う呼吸法で左右のバランスを整えていく。
「これを続ければ、鼻でちゃんと吐き切る、しっかり吸い込むという習慣が身につきます。頭がスッキリしたり、鼻づまりの解消にも役立つんですよ」(深堀さん)
仕事中などでもこっそり行える、片鼻呼吸はとても簡単。
「左右で吸いやすさに違いがあるのが発見でした」(長沢さん)
「日中いつでも試してください。自分のリズムでいいので、ゆっくり呼吸して」(深堀さん)
右手の親指を右小鼻に、中指を曲げた状態で左小鼻に当て左の鼻孔を閉じる。親指を緩めて右鼻孔から吐く、吐く、吸う、吸う。右鼻孔を閉じて左鼻孔から吐く、吐く、吸う、吸う。交互に各3~5回繰り返す。
ワニのポーズ
深く呼吸できる体を作ってから、眠りに就こう。
口呼吸の人は、口で呼吸しやすい姿勢をとるために猫背気味に。また、最近はスマホや長時間のデスクワークなどの影響で猫背になりやすいもの。その結果、胸は圧迫され、呼吸する際に使う肋間筋や横隔膜が硬くなってしまう。
「深い呼吸がしやすくなるよう、肺の周囲の筋肉を緩めてくれる、ヨガのワニのポーズを就寝前の習慣にしてください」(深堀さん)
「脇腹がすごく伸びる感じで、気持ちいいですね」(長沢さん)
「このポーズをすると全身の緊張も解けるので、ぐっすり安眠に誘われますよ」(深堀さん)
- 仰向けになり、両手のひらは天井に向け、両腕をまっすぐ伸ばす。右膝を立て、左脚を曲げて左足首を右膝の外側付近にのせる。
- 左脚の力で右脚を左側に倒す。右腰はなるべく浮かないよう注意。その状態で呼吸をゆっくり5回。脚を組み替えて反対側も。
関 有美子さん 歯科医師。美容知識も豊富で、“治すだけでなく前より美しく”をモットーに歯科医療に携わる。近刊は『歯科医が教える即効1秒小顔』(主婦と生活社)。
深堀真由美さん ヨガインストラクター。呼吸に着目した「ブリーズィングヨガ」を提唱。近著は『1分で体がすっきり生き返る鼻トレ!』(ヤマハミュージックメディア)。
まつだいら・りこ 1998年5月5日生まれ、東京都出身。二期生。「とにかく乾燥肌なので、入浴後は3秒以内に化粧水をたっぷりつけています。温めてあげたいメンバーは藤吉夏鈴」
ながさわ・ななこ 1997年4月23日生まれ、山形県出身。一期生。「最近の夕飯は鍋を作ることが多いかな。カレー味の鍋はよく温まります。温めてあげたいメンバーは原田葵」
ワンピース¥23,000(アナトリエ/アナトリエ ミュゼ プリヴェ アトレ恵比寿店 TEL:03・5475・8313) イヤリング¥25,000(ココシュニック TEL:03・5413・5140)
ペイズリートップス¥4,990 ペイズリースカート¥7,990 プルオーバーニット¥3,990(以上AG バイ アクアガール TEL:03・6851・4604)
モールヤーンメッセージパジャマセット¥6,980(ピーチ・ジョン TEL:0120・066・107)
※『anan』2019年12月11日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・野口由佳(ROI) George 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)