「超ラジオ体操」で超快適な体になろう!
「痛みがなく、快適に動ける体でいられることは、とても幸せなことです。毎日てきぱきと活動的に過ごすにも、筋トレでメリハリボディを作るにも、ランニングで持久的体力を高めながら脂肪を燃やすにも、まずは痛みなく快適に動ける体が大前提。ラジオ体操は、その解決のための有効な手段となりますが、やや動きが速いなどの問題もあります。この超ラジオ体操は動きをゆっくりめにして、さらに効果を上げる工夫が随所に。“超ラジオ体操をするか、超ラジオ体操を超するか”の2択で考えてください。そして超快適な体を手に入れてください。超ラジオ体操は裏切らない!」 おためしポーズから実践を。
1:背骨・肩甲骨・股関節にアプローチ。
体の不調や慢性疲労に関係しているのが、背骨、肩甲骨、股関節の動きの悪さ。超ラジオ体操は、3つの骨を効果的に動かせる仕組みになっている。継続すると可動性が高まり、こりや痛みの解消にも有効。
2:それぞれの動きを分解して解説。
ラジオ体操は1種目の中に、膝の曲げ伸ばしや背骨を反らすなど、様々な動きの要素が入っている。超ラジオ体操では、その一つ一つの重要な動きを取り出して解説し、きちんと行える工夫がされている。
3:動作はゆっくり、丁寧に。
ラジオ体操はやや動きが速く、一つずつの動きがしっかりできず、動き全体が小さくなることも。そのため、いくつかの種目では半分くらいのスピードまで落とし、丁寧に大きく動く仕組みを採用している。
もっとも重要な“体を前後に曲げる運動”をおためし!
ラジオ体操の最重要種目で、背骨まわりの柔軟性を高め、腰への負担を軽くする効果が期待できる。きちんと行うと体が軽やかに!
1:首を前に曲げる。
2:両手をつなぎ背中を丸め込んで、体幹を前に曲げる。
3:脚の付け根の股関節から体全体を大きく前に倒す。
つないだ手が下に引っ張られるイメージで体を前に曲げる。
4:元に戻る。
5:首を反らせて上を向く。
6:腰に両手を当て、背中を大きく反らせる。
7:膝を曲げないようにして、脚の付け根の股関節から全身を反らす。
8:元に戻る。1~8を2回繰り返す。
谷本道哉先生 近畿大学生物理工学部准教授。専門は筋生理学、身体運動科学。『毎日4分で超快適! 超ラジオ体操』(扶桑社、撮影:難波雄史)が発売中。『みんなで筋肉体操』(NHK)などのTVをはじめ、様々なメディアで活躍中。
※『anan』2019年10月30日号より。取材、文・重信 綾
(by anan編集部)
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