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kemio、「女子菌」とからかわれ“真顔”で対処! ピンチ克服法とは

2019.6.1
彼の発した「あげみざわ」「ないたー」が流行語になり、初の著書『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』も大ヒットするなど、インフルエンサーとして活躍中のkemioさん。インタビューでは、SNSやYouTubeで見せる明るさはそのままに、本質を突く芯の通った至言が次々と出てきました。
kemio

――動画で見せるユニークな一面とは違い、写真だと193cmの長身が映えますね。

kemio:うれし~。ありがとうございます。でも今って多様性の時代じゃないですか。だから身長がそんなに高くないモデルさんもたくさんいるし、むしろ背が高いのはイヤなくらいだったんですよ。顔もイモだなって自分では思ってます。

――人前に出たいと思うようになったのはいつ頃からですか?

kemio:たぶん物心ついた時には思ってましたね。僕は祖父母に育てられたんですけど、共働きだったので兄と2人で留守番している時にディズニー・チャンネルとかカートゥーン ネットワークのテレビ番組をよく見ていて。アニメも実写も関係なく、『パワーパフガールズ』みたいな目がチカチカする存在に憧れてました。好きなものは女の子向けのものばかりで、バービー人形とか『おジャ魔女どれみ』とか、カラフルなものばっか。

――著書によると、幼少期に「どうして男の子が好きなものを持ってないんだ?」と言われて、「関係なくね?」と思ったとか。

kemio:実際関係ないですからね。仮面ライダーとか毎週一緒だし色も地味だし。1回、男子に人気だったおもちゃで遊んでみたんですけど、つまんなかったので捨てました。

――そこで「なんでだろう?」とは思わなかったんですね。

kemio:そういうの考えたこともなかったし、別にウチは興味ないしって感じでした。バービー人形も普通にお店で売ってたし、「男子禁制」とは書いてなかったし。男子ってまず男女で分けようとするじゃないですか。僕が女子と仲良くしていると「キモい」とか「女子菌」ってからかってきて。そういう男子の会話もつまんなくて、すっげぇくだらないなって思ってました。

――男子にからかわれた時は、どう対応したんですか?

kemio:真顔。悲しかったけど、もうしょうがないかってひたすら真顔。言い返したりはしなかったです。

――高校では、入学初日に「姫でーす」と宣言したんですよね。

kemio:初日ってみんな嫌われたくないからバリア張ってクールぶるじゃないですか。だからそうやって言ったら面白いかなって。あとは中学の時に言われた「おまえ女みたいだなー」ってくだりをもう1回やるのがダルかったんですよね。そんなに暇じゃないんで。

――高校生の時に、Vineの動画で人気者になり、ツイッターのフォロワーが10万人を超えました。

kemio:最初は「学校でネタになればいいな」っていう軽いノリで始めて、そのうち他の学校の人とかもリツイートしてくれるようになって。フォロワー数とかそういう数字は目に見えるけど、あくまでもインターネットっていう架空の世界だったので、自分の感覚的には「別に~」って感じでした。

――有名になったことで、何が一番うれしかったですか?

kemio:いろいろありますけど、自信がついたこと。あとは自分と同じような悩みを抱えている人が他にもいて、僕が何かを発信することで「前向きになった」とか「元気になった」っていうシンプルなワードが届くことはうれしいですね。

――リプライやDMが大量に来て、困惑したりはしない?

kemio:通知オフなんで。LINEとかも全部オフ。だから自分の方から定期的に確認しにいく。そうすれば準備ができるので大丈夫です。

――数が増えると、ネガティブなワードも入ってきますよね。

kemio:昔は「殺す」とか言われたら「えっ殺人予告されたどうしよう」って思ってたけど今は全然! 目に見えない相手なので、宇宙から来たメッセージって感じ。そもそも10人中10人に好かれるの無理じゃないですか。だから無視です。

――高校の進路調査書に、将来は「スーパーアイドル」と書いたそうですが、自分ならなれると?

kemio:Vineでボンッって注目された時にちょっといけるかなって。あと、中学時代は自分でオーディションを受けまくって落ちまくってたんですけど、SNSがきっかけでテレビや雑誌に出られるようになって「あ、履歴書出す必要ないんだ」って気づきました。

――メディアにたくさん出ていた時期を経て、そのあと少し露出が減った時期がありましたよね?

kemio:いったんSNSでの活動をやめたから。19歳の時、アメリカに引っ越す前くらいですね。僕が上げてた動画って、学校のあるあるネタが多かったんですよ。それが高校を卒業して、今まで思いついたままにやっていたのが「絞り出す」に変わった瞬間があって。さよなら~ってフェードアウト。そういう時でも生み出せる人がプロなんでしょうけど、僕にはできなかった。あと、SNSの動画は一人で撮影も編集もできるけど、テレビやラジオの仕事ってたくさんの大人たちとの共同作業で、それも無理でした。自分ほんと何も知らないな~、勉強不足だな~って思って、留学することにしました。

kemio初のエッセイ『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』(KADOKAWA)は令和を生き抜くための金言が詰まった名著。愛と思慮の羽を広げまくりの内容は、ジェンダーも人間関係も、既成の価値観を余裕で飛び越える。これを読むまで平成は終わらない。「知恵とか勇気とか何でもいいから、自分でカスタムした武器で世界を壊してこ」

けみお 1995年生まれ、東京都出身。高校時代、SNSに投稿したショート動画が話題となり、若者を中心に人気を集める。現在はアメリカへ移住し、YouTubeやSNSを使って流行や生き様を発信するクリエイターとして活躍中。抜群のセンスとスタイルを活かし、モデルとしても活動。性別も国境も超えた新時代のスーパーアイドル。

※『anan』2019年6月5日号より。写真・樽木優美子(TRON) インタビュー、文・おぐらりゅうじ

(by anan編集部)

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