山に立ち向かう人は、困難を乗り越えられる!
私が所属する吉本興業には19歳のマネージャーさんがいるのですが、その女性は昨年新卒で採用された唯一の人なんです。話を聞いてみると、北海道出身で登山部に所属していたことがあり、道内の大会では上位だったとのこと。山に登るというのは、誰かと戦うというより、もはや自分との闘い。
“あの山を越えたい”と高みを目指すということは、とてもストイックです。しかも、競技では山を登るだけではなく、途中で一人でも脱落すると負けになってしまうし、機材やテント、食糧など、みんなが使うものを、手分けして持たないといけません。つまり、チームワークが自然と磨かれていくわけです。もちろん、足腰が強いからどれだけ仕事で歩くことがあっても弱音を吐かないし、人生の山や谷にも動じなさそうです。酸素が足りない状況を乗り越えている彼女ならば、きっとトラブルが起こってもあわてず冷静に解決すると思うんです。そんな“大事なことはすべて山から教わった”という姿を見ると、かっこいいし、すごいなと思わずにはいられません…! しかも、彼女に登山の楽しさを聞いてみると、山に登る前日からチームのみんなで宿泊をしてすき焼きを食べたり“明日から山に登るんだ!”とワクワクできるのが好きなのだそう。その、どんな状況でも楽しめるところもいいですよね~。
いきなり本格的な登山は大変だと思うので、まずは江の島にある長い石段に挑戦したり、高尾山に登ってみるのがよさそうです。達成感を得られるし、一回行くと“最初に飛ばしすぎたな”“こういう靴のほうがいいな”と反省して次に生かすなど試行錯誤ができ、そういう点でも登山気分を味わうことができますよね。自分との闘いに行ってみましょう!
よこさわ・なつこ 芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。初の著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。
※『anan』2019年1月23日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾
(by anan編集部)
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