謝れない女子「え? でもそれは~」
「社会人は、自分が悪くなくても謝らなくてはいけないことが多くて大変。自分の言い分を抑えられず、状況がこじれちゃうんです」
断れない女子「あ~、あの~」
「断ったら悪いかな、嫌われるかもと思ってしまい、なかなか上手に断れない性分。上手な断り方があるなら、教えてほしいです~」
褒め下手女子「先輩、気が利きますね~」
「気を利かして上司を褒めたつもりなのに、相手の反応がイマイチ…。周りの人も変な顔してる…。私、何かまずいこと言った?」
若者言葉乱用女子「ぶっちゃけ終わってますよ」
「社会人3 年目でも学生ノリが抜けない私。会話を振られてすぐ答えなきゃいけないときは余計ダメ。大人な言葉遣いができません」
意見できない女子「……………」
「言いたいことがあっても、上手に伝えられません…。相手が上司や先輩だと緊張しすぎて、結局伝えられずに過ごしてしまいます」
程度の差こそあれ、上の5人のような経験をした人は多いはず。言葉足らずの悶々とした思いを解消するには、語彙力を磨くのが一番、と国語講師の吉田裕子さん。
「語彙力は知性と品格を醸し出せるもの。カジュアルな会話や、書き言葉でのコミュニケーションが増えた現代だからこそ、その価値が見直されています。人を魅力的に見せるお化粧と同じで、誰でも身につけられる技なんですよ」
ただ、多くの言葉を知っていればいいというわけではない。
「“知っている”のと“使いこなしている”のでは全く違います。言葉の意味を理解し、自分のキャラクターに合った使い方ができるようになるには、日頃の意識が大事。怖い上司にはこう言おう、などと日々想定していると実践力がつきます。言い方の正解は一つではありません。自分の語彙の引き出しを増やしておけば、自然に出てくる言葉も変わっていきます」
吉田裕子さん 国語講師。古典、近代文学、歌舞伎に精通。古典などを塾で教えている。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)など。
※『anan』2018年4月18日号より。イラスト・伊藤ハムスター 取材、文・板倉ミキコ
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