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ナタリー・ポートマンがジャッキーを“完コピ”! JFK暗殺の瞬間

2017.3.29
オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』です。
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ジャッキーって言われても、ジャッキー・チェンしか浮かばない、という方。いかんとですよ! ジャッキーとは、ジャクリーン・ケネディのこと。ジョン・F・ケネディ元大統領(以下JFK)夫人で、こないだまで日本で恋ダンスしていた元米国駐日大使キャロライン・ケネディさんのおっかさんよん。そう、今もなお「衝撃映像!」みたいなテレビ番組で流される、JFK暗殺の瞬間に彼の隣にいた女性なの。その彼女の伝記映画…っていうか、JFK暗殺の後日談を描いたのが、この『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』なのよ。

物語はJFKが暗殺された1週間後、雑誌『LIFE』の記者が彼女にインタビューをするところから始まるの。ということは、ほとんどが回想劇ってことね。まず、彼女がファーストレディとしてやったお仕事を振り返るんだけど、それがなんとホワイトハウスの模様替え。ほら、トランプ大統領就任のときもよく報じられていたけど、大統領が就任すると、ホワイトハウス内の模様替えを大統領のセンスでやっていいことになっているって話。このとき、彼女JFK暗殺映像に次ぐ歴史的なことをやってのけていたの。それが’62年に放映されたホワイトハウスツアーの番組。ジャッキー自身がホワイトハウスを案内して回るってだけなんだけど、これが当時のエミー賞を獲得したっていうんだから、彼女の人気のほどがわかるってもんでしょ。しかも、彼女が陣頭指揮して行ったその模様替えって、歴史的美術品をあらゆるところからかき集めた超豪華仕様。なんと1年分の維持費予算を使い切ってしまうほどを投じたんだそうで、当時の人々には「あ~やっぱいいところのお嬢さんはやること違うわ~」って思わせたんだとさ(今そんなことやったら「税金でなにしとんじゃい!」ってクレーム殺到しそうだけど)。それから間をおかずJFK暗殺。ショックを受ける暇もなく、すぐに副大統領への大統領引き継ぎがされるんだけど、そこで彼女が最後の使命に燃えるってお話なのよ。

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今やどの国でも国のトップと並ぶほどの存在感を持つファーストレディだけど、そのステイタスを築いたのがジャクリーンその人。今でもジャッキー本人の映像が残っているだけに、演じたナタポは完全なるそっくりさん演技。ちょっと舌っ足らずなしゃべり方とかエレガントな仕草一つとっても、いろんな映像見て完コピしたわね、ってわかるわよ。しかもじつは、ジャッキーってアメリカでは、今でもファッションアイコンとして人気を保っている人(たとえるなら英国のダイアナ元妃みたいな感じ)。はは~ん、オスカー候補になるのもうなずけるわ~。

ただね~…一つ難があって、その“最後の使命”っていうのが、わかりにくいってことなのよね。一言で言うとJFKを過去の人にしないために、伝説化するように工作したってことなんだけど、この映画が実験映画みたいな作りだからか、回想シーンとインタビューシーンの交錯が唐突だからか、かな~り難解。とはいえ、シャネルやピアジェが提供した衣装&装飾品の豪華さや、彼女のお嬢様振る舞いの艶やかさはそれは見事なので、わからなくても二度見確実でチャレンジして!

N・ポートマンはこの作品でアカデミー賞をはじめ多くの映画賞の主演女優賞候補に。監督/パブロ・ラライン 出演/ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガードほか 3月31日より全国ロードショー。(C)2016 Jackie Productions Limited

※『anan』2017年4月5日号より。文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)

(by anan編集部)

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