ちゃんとできるようになれば、いろいろとうれしいことがある呼吸。でも、意識せずに行っているので、実は正しくできてない人が多い。カギを握るのは“横隔膜”と“胸郭”。本来の動きを学び、体感してみて!
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呼吸は普段意識せずに行っているものだから、「正しい呼吸をしてる?」と問われると戸惑ってしまいそう。ポイントはどこに?

「正しい呼吸とは、横隔膜と胸郭をきちんと連動して使い、息を深く吸ったり吐いたりが、スムーズに行えること。横隔膜と胸郭がうまく連携していると、息を吸うときはお腹⇒胸という順番で膨らみ、吐くときは胸⇒お腹という順番でへこみます。また、吸うときは鼻から加湿・加温した空気を肺に送り、吐くときは口から一度に吐き出す仕組みです」(リハビリコーディネーター・高橋忠良さん)

まずは深呼吸をして、自分の横隔膜と胸郭が連携して動いているかどうかをチェックしてみて。

「横隔膜が正しく動いて、胸郭の柔軟性がアップすれば、その相乗効果で、肩こりや腰痛などを招く不良姿勢の改善も期待できます」

STEP1:息を吸うと、まずはお腹が膨らむ。

鼻から息を深く吸うと、横隔膜が縮んでお腹側へ下がるため、胸郭が広がる。横隔膜がちゃんと動いていたら、まず最初にお腹から膨らむ感覚があるはず。

STEP2:次に膨らむのは胸。背中にも空気が入る。

肺が広がると内部の圧力が下がる。すると高気圧から低気圧に風が吹くように、肺に空気が入る。胸が膨らみ、背中の上部まで空気が入ってくる。

STEP3:息を吐くと、胸⇒お腹の順にへこむ。

口から息を吐くと、横隔膜がゆるんで胸の方へ引き上がり、胸郭と肺が狭くなって胸がへこむ。肺の内圧が上がって空気が押し出されて、お腹もへこむ。

高橋忠良さん リハビリクリニック「ガーディアンズ アスレティック トレーニング&セラピー」主宰。米国でスポーツ医学を学び、最新理論に基づく施術を行う。

※『anan』2017年3月29日号より。イラスト・中根ゆたか 取材、文・井上健二

(by anan編集部)


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