もうすぐサンダルを楽しむ季節。だけど、爪のトラブルやかかとのひび割れがあって、素足を見せられない…。そんな足に自信がない人も、まだ間に合います。お悩み別の原因と対策を知り、ケアを今日から実践!
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トラブルを解消してキレイ&健やかな素足に。
爪の割れ、魚の目やタコ、かかとのガサつき…。足のトラブルは見た目を損ねるだけでなく、痛みを伴い生活に支障をきたすことも。
「足は体の土台。トラブルを放置すると、痛みをかばうクセがつき、足首やひざ、股関節などにも悪影響を及ぼします」(ハッピーフット銀座店代表・小高昌子さん)
多くの足トラブルは、足裏の筋力低下による「足のアーチの下垂」と「合わない靴」が関係する。いずれも、足の圧迫と摩擦につながり、足の変形や角質硬化に。
「靴選びは、一度シューフィッターに見てもらうなど自分に合うサイズと幅を吟味して。スニーカーも毎回紐を結び直して足を固定しましょう。今のうちから正しい知識でフットケアをすることは、今後の健康にも関わってきますよ」
【お悩み症状:深爪&巻き爪】痛みが出やすい深爪と巻き爪は、まず“爪切り”を見直そう。

深爪
爪を短く切りすぎて、指先の皮膚や爪床(爪の下面が接している皮膚の部分)が露呈している状態。痛みや化膿を引き起こしやすい。

巻き爪
爪の片側、または両側が丸まって皮膚に食い込んだ状態。痛みがない場合もある。10本の足の爪がすべて巻き爪なら先天性のもの。
【原因】爪の切りすぎ&靴による圧迫で悪化する。
深爪と巻き爪の原因は、爪の切りすぎ。とくに多いのが、爪の両端を斜めに深く切り込んでしまうケース。「爪の斜め切りで爪に角ができてしまい、それが皮膚を傷つけて痛みが生じたり、爪の巻き込みを悪化させたりします。また巻き爪は、つま先の細い靴や足型に合わない靴の圧迫によっても起こりやすいです」
【対策】正しく爪を切る。

(1)まず、爪の上面をまっすぐに切って長さをカットする。指先を押したときに指先と爪の長さが揃うくらいになると良い。

(2)痛みや巻き爪などのトラブルのもとになりやすい両端は、浅めにカットして角をとる。切りすぎないようやすりを使っても。

(3)切り口にやすりをかけて、全体をなめらかにする。爪の先が直線的で角がわずかに丸い「スクエアオフ」の形が理想。
【お悩み症状:爪が割れる】爪の割れは、引っかかって剥離すると危険。専門店で処置するのが◎。

縦に割れる
靴の圧迫や物を落とすなどの衝撃により縦に割れてしまうケース。靴下に引っかかって割れ目が広がるなど、怪我につながりやすい。

横に割れる
爪の切り方が悪く、横にひび割れるケース。引っかかってどんどん剥離が進んでしまうことも。絆創膏などで保護して応急処置を。
【対策】爪根が傷んでいる可能性も。早めに専門店へ。
上記の原因以外に、爪の根元部分が打撲などでダメージを負うと、爪が割れて生えてきやすい。「とくに、小指の端の割れて生えてくる爪に悩んでいる方が多いです。割れた爪は、自己処理できません。フットケア専門店で処置してもらいましょう。正しく爪を切り、圧迫を避けることが予防になります」
Profile
ハッピーフット銀座店代表・小高昌子さん
ドイツ式のフットケア専門店の代表。20年以上、足のお悩み解消に携わる。「外反母趾やタコ、魚の目で痛みが強い場合は、専門店でのケアをおすすめします」
anan 2448号(2025年5月28日発売)より
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MAGAZINE マガジン

No.2448掲載
美脚美尻と股関節
2025年05月28日発売
しなやかなカラダ作りのためのとっておきメソッドを集めた「美脚美尻と股関節」特集。カラダの土台である股関節を整える5STEPエクササイズ、1日5分でOKのちょこっとピラティス、むくみにアプローチする足もみ術、サンダルの似合う足を目指すフットケアなど、下半身の歪みやお悩みを、さまざまな方向から改善するためのトピックスをお届けします。さらに、ソロプロジェクト「ROCK TO YOU」始動中の横山裕さんのスペシャルインタビューも掲載。CLOSE UPには、timeleszの篠塚大輝さんとNTR Jr.さんが登場します!