anan編集部
氷上を舞う、黒い練習着の羽生さんに釘付け。
鍛え上げられたしなやかな体。その動きのひとつひとつを、くまなく確認するかのように、ふう、と大きく息をつく。その息づかいまでが聞こえてきそうな1枚は、2016年11月25日午前中、グランプリシリーズ・NHK杯のショートプログラムを前にした公式練習でとらえた羽生結弦さんの姿です。
真駒内セキスイハイムアイスアリーナのリンクに現れて10分ほどが経ち、体が温まったところでジャージーをするりと脱いだ羽生さん。銀盤を縫うように滑る黒い練習着を、ファインダー越しに追いかけ続けていたカメラマンN氏によれば、試合を前にした緊張感を漂わせつつも、おなじみの、くまのプーさんのカバーをかけたボックスティッシュが紙切れとわかると、自分でガシガシと詰め替えを始めてコーチや周囲の人々を笑わせたり…と、リラックスした表情も垣間見えたそうです。そしてこの数時間後には、今季世界初の100点超えとなる高得点で、ショートプログラム1位発進したのでした。(T)
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