“飾れる防災グッズ”なら、非常時にすぐに手に取れる。
「5年ほど前から登場するようになりましたが、最近ではそれがさらに進化。部屋に飾れるものや、趣味として楽しめるものといった、まるでインテリア雑貨のような防災グッズが発売されています」
そんな“飾ってもカワイイ”インテリアとしても魅力のある防災アイテムは、収納スペース不要という点で、コンパクトな部屋に住む人にとっても嬉しいポイント。
「飾っておくと、いざという時にすぐに手に取ることができるというメリットもあります」
とくに消火器は、目につく場所に置いておくことで、有事の際に慌てて探さずに済むはず。
「また、非常食は賞味期限切れになる前に補充しつつ、古いものは普段の食事で消費する必要があります。最近はいろんなバリエーションの非常食が販売されているので、日頃からなるべくおいしく食べられるものを選ぶと、効率よくストックできると思います」
【インテリア×防災】インテリアとしても魅力的な防災アイテム


1、【アンジェ web shop】CANNED BREAD 長期保存できるデニッシュ缶
キュートな缶の中にはデニッシュがぎっしり。
「舞妓さんも並んで買う!」と話題になった、京都・祇園のベーカリー『ボローニャ』。その代名詞でもある優しい甘さのデニッシュが、最長3年3か月の長期保存可能な非常食に。味はプレーン、メープル、チョコレートの3種。「缶がキュートなのでキッチンに飾っておきたくなります」

2、【+d】カナリアホイッスル
かわいいのはもちろん、聞き取りやすさも抜群。
壁に飾っておくタイプのキュートな防災ホイッスル。鉄製の画鋲を壁に留めれば止まり木のマグネットがくっつくので、さまざまな場所に設置OK。止まり木から簡単に外せるから、「非常時はすぐに持ち出せます」。防犯ブザーよりも大きな音圧というのも心強い。

3、【HATSUTA】住宅用強化液消火器 ハローキティ 消火器
オブジェ感覚で部屋にあっても違和感ナシ。
“とにかくカワイイ消化器があってもいい”というコンセプトで作られた、「防災グッズというより、オブジェとして楽しめそう」なアイテム。デザインは4種類あるので、インテリアに合わせて選ぶことも可能。重さは一般的な消火器の約半分。いざという時に使いやすいはず。

4、【SONAETE】防災セット
非常時に役立つモノがコンパクトな箱に集約。
簡易トイレ、LEDネックライト、アルミ防寒シート、7年保存水500mlなど、災害時に必要なアイテム12品と、持ち出す際に便利な小型リュックがセットに。「ポップなデザインのボックス入りで、インテリアのアクセントとして飾りたくなります」

5、【NYAN GA ICHI】そばにいるよ ぬいぐるみ ブランケット〈もしもくんver.〉
いつでも一緒で心も体も温まる。
通販フェリシモの猫好きが集う「猫部」から、ブランケットとアイマスクが収納された猫のぬいぐるみが登場。普段はクッションやひざ掛けとして活用できて、非常時は避難所に連れていくなど、いつでも一緒。「愛着のあるモノがそばにあると、不安な時も癒されそう」 画像提供:フェリシモ
PROFILE プロフィール
長山智美さん
インテリアスタイリスト。『Casa BRUTUS 』『&Premium』などさまざまな雑誌で、インテリアやプロダクトページのスタイリングを中心に活躍。『Casa BRUTUS』にて、いま最も気になるものを紹介する「デザイン狩人」を連載中。
anan 2438号(2025年3月12日発売)より