
芸人界随一のお金の専門家、サバンナ・八木真澄さんに聞いた「お金との向き合い方」論、必読です!
Profile
八木真澄
お笑い芸人、ファイナンシャルプランナー。1974年8月4日生まれ、京都府出身。お笑いコンビ、サバンナのツッコミ(時々ボケ)担当。1級ファイナンシャル・プランニング技能士や一種証券外務員の資格を持つ。YouTubeは「サバンナ八木の芸人男塾」ほか。
笑いとお金のプロ・八木真澄さんに聞きました!
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(以下FP)の資格を持つ、サバンナの八木真澄さん。芸人として活躍しながら、マネーコンサルティングの知識をYouTubeで発信したり、資産運用などの金融知識を解説した書籍も出版。そんなお金のプロでもある八木さんに、お金との向き合い方を伺いました。
「お得な情報や知識の前に、まず大事なのは、お金に使われているのではなく“自分自身がお金の上に立って使っているか”どうか。例えば、自分が今日使えるお金はなんぼか、あなたはすぐに言えますか? これは、この先の結婚や出産、家を買うなどの人生設計に必要なお金を計算したうえで、最終的に割り出された1日の額のこと。それがわからないまま、わざわざ高いほうのコーヒーを買ったり、ランチに食べたいものを選んだりしているのは、お金を管理できていないということ。さらに、後払いのカードを使っていたら、1日の使用額はますますわかりにくくなり、貯金なんてできるわけがない。もちろん、株主になって優待を受けるとか、ポイントを貯めて利益が出るなど、得なもんは単純に得ですよ。でもそれらを効率よくちゃんと使えるのは、今日使えるお金がなんぼかを把握している人で、“自分がお金の上に立っている人”だけです。お金ってなんやねん? の答えは自分がしたいことや理想を実現するための“手段”です。自分が管理者となって、お金をコントロールしましょう」
収入アップ
他の人が参入しにくいハードルの高い資格を取ることが将来の投資に
僕は、FP1級の資格を持っているんですが、難易度が最上位クラスの資格に挑戦した理由は、講演会や書籍出版などの仕事=収入の展開が見込めて、他の人が参入しにくいからです。1年で取れる資格は、他の人も1年で取れる。でも2年かけて取った資格は高い壁になり、自分を守ってくれます。おすすめの資格は、FP3級。比較的簡単に取れて実用的です。FP3級から挑戦して勉強癖をつけるといいと思います。僕が資格を取りながら本を書いたように、その過程をYouTubeやnoteにあげれば、もしかしたらバズって副収入になるかもしれない。要は楽しみながら勉強することで、副業選びも同じ。収入が増える+働いていて楽しい+将来への投資になるものを選べば3度お得です。
住まいとお金
買うなら個人的には新築一戸建てを推します
当たり前ですけど、買うにも借りるにもお金がかかりますよね。僕の個人的な考えで言うと、買うなら新築一戸建て。マンションに比べてまだ価格が上がりきっていないし、今のところ海外の投資家も参入しにくいと思います。中古にはなくて新築にあるメリットは瑕疵保険。住宅の欠陥があった場合に10年など一定期間、修繕費を補償してくれます。賃貸なら、家賃をいかに低く抑えられるかがポイント。お宝物件なんてほとんどないですから、家賃が安い物件はたいてい遠い場所にあります。そうすると通勤時間が長くなるけど、まぁ早起きすればいいとか、今度は時間のマネジメントも必要になってくるはず。住まいって、お金と時間との両面から考えるべきものじゃないでしょうか。
決済方法
お金は現金で管理すれば、必要なものがわかり結果的に節約に
さまざまな決済方法がありますが、一番目に見えて管理しやすいから僕は現金主義なんです。お金を管理できている=自分に必要なものがわかるので、無駄な出費もなくなります。また、ポイントを気にして高い買い物をするぐらいなら、多少のポイントを捨てても現金で支払って管理すれば、結果的に使う額を減らせるんです。いくらキャッシュレスの時代になったとはいえ、現金が使えないというところはほとんどないはずなので、不便でもない。もし別の決済方法を持つなら、例えば交通系カードに現金をチャージしておくなど、引き落としにタイムラグのないものがおすすめです。
詐欺被害
投資するなら、みんなが知っている金融機関で
最近、有名人の名前を使った投資詐欺のニュースは多いですが、僕自身は、お金に関して石橋を叩きまくるタイプなので、投資詐欺に名前を使われにくいかもしれませんね。でも、騙された人なら山ほど知っていますよ。何年もかけて信頼関係を築いてから大金を取られるケースもあって、そういう被害に合うとお金を失うだけではなく心も深く傷ついて立ち直れなくなります。5%以上の利回りを謳っているものには気をつけて、自分で一度きちんと仕組みを調べたほうがいいと思います。投資をするなら、テレビCMをしているような有名な金融機関で。それ以外のところではむやみに投資しないこと!
anan 2498号(2026年6月3日発売)より






























